2024年の秋、東京と大阪で「NEW NORMAL NEW STANDARD 4 -Japanese Maison-」というデザイン展が開催されます。本イベントは、日本の伝統的な家業のモノづくりをテーマに、中小企業とデザイナーが協力して創作した作品を展示するものです。このプロジェクトは、2020年から始まったものであり、これまでに世界最大級のデザインイベントであるミラノデザインウィークにも2年連続で出展してきました。
東京展は2024年9月3日から9月8日まで、表参道のTIERS GALLERYにて行われ、入場は無料です。大阪展は9月13日から16日まで、北浜のKITAHAMA N Galleryで開催される予定です。両会場ともに、多彩な企業が参加し、幅広いジャンルの製品が展示されます。
今回のデザイン展では、アパレル、ゴム製品、段ボール、屏風、靴クリームなど多様な製造業の企業が参加します。特に注目するべきは、これらの作品が「日本の家業のモノづくり」を意識的に表現している点です。このテーマは、モノづくりの本質を掘り下げ、新たな価値を生み出すことを目的にしており、観客にとっても目新しい体験となることでしょう。
さらに、この展覧会に向けた説明会が2024年8月20日に行われます。参加希望者向けのこのイベントでは、すでにプロジェクトに参加した企業やデザイナーが登壇し、彼らの経験談やモノづくりにおける協業の重要性を語ります。この努力は、デザイナーとのコラボレーションを通じて新たなモノづくりを模索する企業にとって、大変参考になることでしょう。
土井智喜が代表を務めるデザイン事務所「soell」も、プロジェクトの運営を担当しています。この事務所は、プロダクトやインテリアのデザインを中心に、企業の可能性を広げるデザイン支援を行っています。土井氏は、2020年以降、デザインプロジェクト「NEW NORMAL NEW STANDARD」を運営し、さまざまな活動を展開しています。
特別協力の荒川技研工業株式会社は、金具メーカーであり、クリエイターとの協創によって新たな価値を創造しています。これにより、デザインの発展が期待されています。国際的なデザインの場であるミラノデザインウィークでの発表を目指しているこのプロジェクトは、日本の伝統と現代のデザインが融合する様子を体験できる貴重な機会です。
本展に興味がある方は、ぜひ参加して新たなモノづくりの可能性を探ってみてください。来場者は、東京・大阪両展での作品群を通じて、日本の知恵や技術の深淵に触れることでしょう。そして、日本が誇るべき文化とモノづくりの未来について考える貴重な機会でもあります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。