WAA ReSCueが始動
2023-08-30 08:38:17
災害時支援人材シェアリングネットワーク「WAA ReSCue」が始動
近年、自然災害の頻発化に伴い、災害時に即応できる人材の育成が求められています。これに応える形で、一般社団法人助けあいジャパンが新たに立ち上げたのが「WAA ReSCue」です。この取り組みは、2017年から活動を展開しているTeam WAA!のメンバーたちが地域の支援活動を通じて感じたニーズに基づいています。
WAA ReSCueの発足に伴い、災害時支援人材養成プログラムが整備されました。このプログラムは、地域を支援したいという思いを持つ人に向けたもので、会員に対して段階的に知識と役割を学べる内容が用意されています。特に注目すべきは、プログラムが「Fresh」「Green」「Forest」という三つのステージに分かれている点です。これにより、初心者でも無理なく学び進められるそうです。
具体的には、「Fresh」段階では、オンライン講義にて防災や被災者支援の基本を学ぶことができ、2023年9月1日からスタートします。講義は、著名な専門家である目黒公郎東京大学教授の監修のもと、基礎知識や支援者としての心構えを効率良く習得できるカリキュラムが組まれています。全11講座から成るこのプログラムは、個別に細分化され、参加者が自分のペースで学びやすい内容となっています。
さらに、「Green」段階では、防災ワーケーションを通じた地域交流が企画されています。初回のワーケーションは静岡県南伊豆町で予定されており、実地での体験を通じて地域の課題を理解し、災害への備えを深める機会が提供されます。
最後の「Forest」段階では、参加者が持つ多様なスキルやリテラシーを活かし、自身のスタイルで支援力を高めるための実践的なトレーニングが行われる予定です。これにより、一人ひとりが自分の強みを把握し、さらなる成長を促すことが目指されています。
「WAA ReSCue Friends」として会員になると、これらのプログラムを受講する権利が得られ、災害に関するホットイシューや地域の活動に関する情報も配信される予定です。また、会費は月額1,100円で入会金は不要となっています。
この取り組みは、ただの知識の習得に留まらず、地域との連携を深めることにも焦点を当てています。災害支援を行うためには、地域の人々との信頼関係やつながりが必須です。このシステムを使って、多くの人が災害時支援に関与することが期待されています。
WAA ReSCueには、若い世代から年配の方まで幅広い年齢層で参加することが可能です。地域のために何かをしたいと思うすべての方にオープンなこのプログラムは、地域密着型の災害支援の輪を広げる大きな一歩となりそうです。興味を持たれた方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
詳細や会員登録については、公式ウェブサイト(https://buddy.tasukeaijapan.jp/about)をチェックしてください。地域と共に支え合うという新たな動きに、ぜひあなたも参加してみてください。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人助けあいジャパン
- 住所
- 御殿場市東山990御殿場コート4J
- 電話番号
-
090-7234-6988