オーダースーツの現状
2021-03-05 09:00:03
オーダースーツの選び方と予算、スーツ需要の現状に迫る
オーダースーツの選び方と予算、スーツ需要の現状に迫る
現在、スーツの需要は厳しい状況に直面しています。紳士服業界は2017年以降、売上が減少傾向にあり、特にテレワークの普及によりスーツを着る機会が大幅に減少しています。そんな中、オーダースーツの人気が高まっているのはどうした理由からなのでしょうか。
スーツ購入の予算
今回の調査では、スーツ購入の際の予算についても触れました。結果として、52.2%が予算を3万円未満と回答し、全体の9割以上が5万円未満でスーツを購入していることが明らかになりました。特に20代から40代にかけては、3万円未満が主流であり、消費者は低価格帯のスーツを求めています。年齢が上がるにつれて若干予算は増えるものの、大きな変化は見られず、多くの人々が手頃な価格で質の高いスーツを手に入れようとしています。
オーダースーツの経験
アンケートを通じて、オーダースーツを購入したことがある人は25.2%と、4人に1人が購入経験を持っていることがわかりました。オーダースーツが注目される理由としては、サイズやシルエットが自分に合うこと、思っていたよりも安価で購入できたこと、好みの生地やオプションを自由に選べる点が挙げられます。たとえば、オーダースーツを利用した126人中、約30%がフィット感の重要性を挙げています。
オーダースーツを購入しない理由
一方で、オーダースーツを購入したことがない374人に理由を尋ねたところ、最も多かったのは「値段が高そう」との意見で、40.7%がこの回答をしました。また、「敷居が高いため店に行きにくい」との意見も多く、オーダースーツが高価なものであるという偏見が根強いことも浮き彫りになりました。スーツを着る機会が減り、さらには体型を気にする声も聞かれましたが、全体的にオーダースーツの手軽さや魅力が知られていない現状も垣間見えます。
スーツの着用頻度
そして、テレワークの普及によりスーツを着る頻度について尋ねたところ、55.6%が「着る頻度が減った」と回答する一方で、44.4%は「特に変わらない」と応えました。この結果から、テレワークの影響を受けつつも、依然としてスーツを必要とする人々がいることが窺えます。さらに、直近1〜2ヶ月以内にスーツを購入する予定があるかという質問では、94.2%が「予定がない」と回答し、多くの人が新たなスーツ購入に向けた意欲が薄れていることが示されています。
現在のオーダースーツブランド
調査の中で知っているオーダースーツブランドについても言及しました。「azabu tailor」が最も知名度が高く、次いで「銀座山形屋」、「KASHIYAMA」が続きました。これらのブランドは、それぞれ独自の魅力を持っていますが、一般消費者にとってはまだ手が届きにくい存在であると言えます。
まとめ
現在、紳士服業界は厳しい状況に置かれていますが、オーダースーツの需要はじわじわと伸びてきているようです。低価格帯のニーズは高まり続け、顧客はより自分に合ったスーツを求めています。これからのスーツ市場がどう進化していくのか、今後の展開に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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株式会社TOCREATEIT
- 住所
- 東京都練馬区豊玉上2-15-10-602支店:東京都渋谷区渋谷2-10-15
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03-6820-1442