新型インキュベーター登場
2025-04-27 09:20:31

アステックが誇る新型インキュベーター「CCM-CRONOS」2025年8月発売へ!

株式会社アステックから新型インキュベーター「CCM-CRONOS」が登場



日本の医療機器メーカーである株式会社アステックが、2025年8月に新しいインキュベーター「CCM-CRONOS」の発売を発表しました。この製品は、同社史上最高の画質を誇り、Nikonとの共同開発により実現された高解像光学システムを搭載しています。

高解像度画像の実現



「CCM-CRONOS」は、Nikonの独自技術NAMCを活用し、胚のタイムラプス観察に最適化されています。この技術によって、陰影が強化された鮮明な画像が得られるだけでなく、光源には胚に優しい赤色光(約620nm)が選ばれているため、胚への影響も最小限に抑えられます。また、3つの画像補正機能が強化されており、オートフォーカス機能によって自動で最適な焦点面を選ぶことができ、深度合成技術によって複数枚の画像からピントが合った部分を合成することが可能です。さらに、独自のコントラスト調整技術によって、画像の明暗部分も強調されており、より詳細な観察が実現します。

AI機能の強化



「CCM-CRONOS」には、AIによる画像解析機能をグレードアップした「Astec Image Intelligence」が搭載されています。従来の受精確認機能だけでなく、マイクロPNやDirect Cleavage、Reverse Cleavageといった初期胚の重要なイベントもAIが自動認識し、精度や効率を飛躍的に向上させています。また、AI画像解析ツール「Life Whisperer」との連携により、妊娠可能性の予測や正倍数性の分析も一貫して行えるようになりました。

操作性と安全性の向上



新型インキュベーターは、操作性と安全性にも配慮されています。作業効率を向上させるために、全てのドロワーを真上から確認できる大型モニターが搭載され、安定した環境での操作が可能です。また、ディッシュ操作時には、作業者が安全にディッシュをセットできるよう、下に手を添えたまま行えます。

持ちやすさも追求し、CCM-CRONOS専用ディッシュ「EmbryoPod」は八角形状のデザインが特徴です。持ち手部分には十分なグリップを提供するSureGripエッジがあり、個別培養にも対応した設計が施されています。

最適化されたインキュベーションシステム



温度制御やガス濃度制御のメカニズムにも工夫が凝らされています。10個のドロワーがすべて収められる設計で、上下左右に配置されたヒーターが一定の温度を維持します。また、ガスは循環システムによって均一に供給されます。

カラーバリエーションの多様性



現場のニーズに応えるため、5色のカラーバリエーションが用意されています。デザイン性と機能性を兼ね備えた「CCM-CRONOS」は、ライフサイエンス分野での利用者にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

終わりに



株式会社アステックは1978年に設立され、国内外で幅広い医療機器の製造・販売を行ってきました。新型インキュベーター「CCM-CRONOS」は、これまでの技術を結集した画期的な製品で、期待が高まっています。2025年4月27日、28日に開催される第70回日本生殖医学会学術講演会では、実機が紹介される予定です。ぜひ注目してください。


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会社情報

会社名
株式会社アステック
住所
福岡県糟屋郡志免町南里4丁目6番15号
電話番号
092-935-5585

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