Oisixの新システム
2025-01-29 11:26:21

オイシックスの「すくすくOisix」忙しい保育施設を支える新システム

オイシックスの新給食事業「すくすくOisix」の取り組み



東京都品川区に本社を置くオイシックス・ラ・大地株式会社が、保育園や幼稚園向けに展開する給食事業「すくすくOisix」を通じて保育業界の課題に立ち向かっています。近年、保育施設は「保育の2025年問題」と呼ばれる深刻な状況に直面しており、利用児童数のピークや運営の継続困難により、保育の質や保育士の労働環境が悪化する懸念があります。このような背景から、オイシックスは2月3日より新たな業務用ミールキットと献立発注の新システムを提供することを発表しました。

保育の2025年問題とは?



厚生労働省の調査によると、2025年には保育施設の利用児童数がピークに達すると予想されています。これにより、多くの保育施設が定員割れを起こし、運営が困難となる可能性が高まっています。特に、出生率の低下が進み、保育士の配置基準の見直しや施設の統廃合によって保育の質が低下するリスクも指摘されています。また、慢性的な人材不足や食材費の高騰も相まって、保育業界は厳しい環境に置かれています。そこで、各保育施設は「選ばれる園」としての地位を確立し、質の高い保育を継続するための努力を迫られています。

オイシックスとシダックスの協業



オイシックスは、グループ会社のシダックスフードサービスとの協業により、「タイパ給食」をテーマに、保育施設向けの給食サービスを進めています。すくすくOisixは、食材の提供から給食の受託運営まで一貫して行い、利用施設の声を迅速に反映したサービス開発を実現しています。2025年1月時点では950以上の施設がすくすくOisixを導入しており、今後も業務用ミールキットの新モデルや献立発注の新システムを通じて、さらなる改善を目指します。

新業務用ミールキットの特長



新たに導入される業務用ミールキットは、保育施設内での調理時間を最大50%短縮し、食材費や人件費を最大22%削減することが期待されています。この新モデルでは、従来の野菜原体ではなく、カット済みの状態で食材が提供されるため、調理の手間が格段に軽減されます。加え、加熱済みの唐揚げや成形済みのハンバーグ、調理済みのおやつなどを導入することで、リードタイムの短縮も図られています。これにより、保育士の負担を軽減しつつ、給食の美味しさは維持されます。

献立発注システムの革新



新たに導入される献立発注の新システムは、保育施設のオリジナル献立を提供する際に不可欠だった事務作業を自動化し、負荷を大幅に軽減することが可能です。オリジナル献立の提供に向けては、これまで栄養計算や食材の発注が煩雑でしたが、新システムではその全ての作業が自動化されます。それにより、保育施設は個々のニーズに応じた献立を手軽に導入できるようになります。

まとめ



オイシックス・ラ・大地株式会社が展開する「すくすくOisix」は、保育業界が抱える多くの課題を解決するための新たな試みです。ミールキットの新モデルや献立発注システムを導入することで、保育士や子供たちにとって、より良い環境を提供していくことが期待されます。今後も「タイパ給食」が多くの保育施設に広まり、より多くの子供たちが美味しく健康的な食事を楽しめることを望んでいます。


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会社情報

会社名
オイシックス・ラ・大地株式会社
住所
東京都品川区大崎1-11-2ゲートシティ大崎イーストタワー5F
電話番号
050-5305-0549

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