楽天が新ファンド発売から7日で100億円達成、注目の配当型ETFに投資

楽天が新ファンドを7日で100億円超達成

2024年9月27日、楽天証券株式会社は新たに販売開始した「楽天・高配当株式・米国ファンド（四半期決算型）」が、開始からわずか7日間で残高100億円を突破したと発表しました。このスピーディな成長は、最近設立された新ファンドの中では最も迅速なものであり、投資家からの大きな関心を証明しています。

このファンドの特徴は、米国上場ETFである「シュワブ・米国配当株式ETF（SCHD）」を主要な投資対象にしている点です。このETFは、配当収益の確保と中長期的な値上がり益を両立させることを目的としています。具体的には、少なくとも10年連続して配当を支払った米国企業で構成された「ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス指数」に連動し、高配当株投資のパフォーマンスを目指しています。

楽天証券が提供するこのファンドは、直接投資信託としては日本初の試みで、投資家は手軽に高配当の米国株へアクセス可能です。また、四半期ごとの収益分配を行うため、安定した収益を期待することができます。本ファンドは毎年4回の決算を行い、その際には投資家への分配金が発生する可能性があります。

販売開始から7日での残高100億円達成は、楽天証券が提供するファンドの魅力が投資家に評価された結果といえます。この成果を記念して、楽天証券ではキャンペーンを計画中で、詳細は公式ウェブサイトで発表される予定です。

さらに、楽天証券はNISA（少額投資非課税制度）における成長投資枠を利用した運用についても、検討を進めているとのことです。これにより、海外転勤をする投資家でも安心してNISA口座を通じた資産運用ができる環境が整うことが期待されています。

商品概要

本ファンドは、投資対象が米国株式であり、ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスに連動した上場投資信託（ETF）に投資します。具体的な特徴としては以下の点が挙げられます：

1. 投資対象：配当利回りの高い100銘柄からなる。
2. 決算日：2月、5月、8月、11月の各25日（休業日の場合は翌営業日）に決算を行い、分配を行う。