森の歌がきこえる
2024-07-10 09:29:12

田島征三×ラオスのオブジェ作家が描く、森の再生と愛の物語!絵本『森の歌がきこえる』

84歳の絵本作家・田島征三が描く、ラオスの森の再生と愛の物語



日本の絵本界を代表する作家・田島征三さんと、ラオスのオブジェ作家・ルートマニー・インシシェンマイさんの合作絵本『森の歌がきこえる』が、7月10日に発売されます。

田島さんは、16年前に特定非営利法人「地球の木」を通じて、乱開発が進むラオスの森の現状を知りました。その衝撃的な事実を受け、この絵本を制作することを決意。現地への取材を重ね、ラオスの人々の文化や自然への深い敬意、そして森の精霊の存在など、様々なインスピレーションを得ました。

ラオスのオブジェ作家との出会い、そして生まれた奇跡のコラボレーション



制作中に大きな転機となったのが、ルートマニー・インシシェンマイさんとの出会いでした。田島さんは、ルートマニーさんの自然素材で作られたオブジェに魅了され、この絵本に新たな生命を吹き込む存在だと確信したそうです。

田島さんの絵に、ルートマニーさんのオブジェを写真でコラージュし、さらに田島さんが筆を入れるという独特の手法で描かれた絵は、精霊たちが跋扈する森のエネルギーを感じさせ、この絵本の世界にリアリティを与えています。

ラオスの文化と自然への想いを込めて



『森の歌がきこえる』は、ラオスの森に住む少年・ノイが、森の精霊や伝説と出会い、自然の大切さを学ぶ物語です。

開発によって荒れ果てていく森、大切な薬草を求めて森を駆け回るノイ、そして森の奥で出会う美しい女。ノイは、その女が織りなす素晴らしい織物に心を奪われ、思わず盗んでしまいますが、そのことで森の真実を知ることになります。

この絵本を通して、田島さんは、自然環境の破壊と再生、そして人間の心の豊かさについて問いかけています。

作品詳細



タイトル: 森の歌がきこえる
作・絵: 田島征三
オブジェ: ルートマニー・インシシェンマイ
定価: 1,760円(税込)
対象年齢: 小学校低学年から
判型: 26cm×26cm
ページ数: 37ページ
ISBN コード: 978-4-03-352190-9
発売日: 2024年7月10日

偕成社HP書誌情報:
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784033521909

田島征三さんについて



1940年、大阪府生まれ。多摩美術大学卒業。代表作に『ちからたろう』『ふきまんぶく』『とべバッタ』など多数。

ルートマニー・インシシェンマイさんについて



1954年、ラオスのサバナケート県生まれ。ドンドーク大学卒業後、情報文化省に入省。その後、オブジェクトシアター「カーボン・ラオ」を設立し、人形やアート作品の制作に専念している。

まとめ



『森の歌がきこえる』は、田島征三さんとルートマニー・インシシェンマイさんのコラボレーションによって生まれた、美しく、そして心温まる絵本です。ラオスの豊かな文化と自然、そして大切なものを守る大切さを、子どもたちにもわかりやすく伝えています。

ぜひ、この絵本を通して、ラオスの森の魅力に触れてみてください。


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