京都市が令和7年度の職員採用試験に新たな制度を導入することが発表されました。この制度は特に一般技術職を対象にしており、近年の転職市場の活性化や多様な働き方の影響を受けて、受験希望者がより受けやすい仕組みが整えられています。特に受験者の確保が難しい分野においては、受験者の動機付けとして重要なポイントとなるでしょう。
2023年6月に実施される経験者採用試験からは、本市が認定した資格を持つ受験者に対して、最初の試験の一部を免除することとしています。この免除制度により、受験者は一部の試験をスキップできるため、手間が軽減され、受験のハードルが下がることが期待されます。免除される試験は、保有する資格によって異なるため、詳細は受験案内にて確認が必要です。
さて、令和7年度の試験概要に目を向けてみると、実施される試験職種は、土木、建築、電気、機械の各職種が対象です。受験者は、第1次試験と第2次試験に分かれて受けることになります。
試験方法の詳細
1.
第1次試験 には以下が含まれます。
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基礎能力検査 (SPI3のテストセンター方式)
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論文試験
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適性検査
なお、基礎能力検査と適性検査はテストセンター方式またはWEB検査のため、全国どこからでも受験可能であり、受験日時も自分で選べるという利便性があります。
2.
第2次試験 では、個別面接が行われます。
受験資格と対象者
今回の試験の受験資格は昭和39年4月2日から平成11年4月1日までに生まれた方で、加えて平成31年4月1日から令和8年3月31日までの間に5年以上の職務経験が求められます。また、海外協力隊などでの勤務経験も職務経験とみなされることから、幅広い経験を持っている方が応募しやすい環境が整っています。
今後のスケジュール
今年の試験は6月に実施され、11月にも試験が予定されています。詳細は受験案内が5月9日に発表される予定で、11月の試験の詳細も10月2日に公表されます。
このように、京都市は多様な人材を集めるための施策を進めていく姿勢を見せています。この試験での新しい取り組みは、今後の職員採用においても大きな影響を及ぼすことでしょう。
お問い合わせ
試験に関する詳細や免除制度の内容については、京都市人事委員会事務局にお問い合わせください。電話番号は075-746-6412です。