メディアドゥ新サービス
2013-12-10 12:47:54
株式会社メディアドゥ、電子書籍配信エンジンをekubostoreに提供開始
株式会社メディアドゥが感じる新たな波
株式会社メディアドゥ(東証マザーズ 3678)は、国内の電子書籍市場において新たな一歩を踏み出しました。特に、アムタスが運営する電子書籍配信サービス「ekubostore」に、同社の電子書籍コンテンツ配信エンジン「md-dc」を提供することが決定したのです。この提携は、今後の電子書籍配信方法に大きな影響を与えると期待されています。
ekubostoreの特性
ekubostoreは、2013年にオープンしたサービスで、電子書籍を手軽に体験できるよう工夫されています。特に、紙の書籍に近い1ページずつの表示形式やマルチデバイス対応の柔軟性が特徴です。こうした工夫により、電子書籍を初めて利用するお客様にとっても、親しみやすい環境が整っています。また、シンプルなユーザーインターフェースは、作品をスムーズに探せるよう配慮されています。
新たな流通網の拡大
メディアドゥは、md-dcを提供することで、不特定多数の電子書店が利用できるプラットフォームを構築。これにより、新興の電子書店だけでなく、既存の大規模な流通システムにもアクセスできる仕組みが整います。これは、出版業界全体に新たな流通の風を吹き込むものとなるでしょう。
アムタスについて
アムタスは、2013年にインフォコム株式会社から分社化された企業で、同社が運営する「めちゃコミック」は、最近では月間520万人以上のユニークユーザーを誇っています。また、これまでに大手キャリアメニューの順位でも1位を獲得するなど、その影響力は非常に大きいといえます。アムタスのビジネスモデルは、顧客にとって利用しやすいプラットフォームを提供することで、さらなる新規利用者の獲得に繋がっています。
md-dcの機能と利便性
md-dcは、コミック、小説、雑誌、写真集など、多種多様な電子書籍データを格納し、送信する仕組みを提供します。配信後は、売上や印税の集計といったデータ分析も可能で、出版社への印税支払いの手間を軽減します。これによって、出版社は本業に集中できる環境が整います。さらに、このシステムは音楽や映像、着せ替えコンテンツなど、他のデジタルコンテンツにも対応可能で、より幅広い展開が期待されます。
まとめ
メディアドゥとアムタスの提携は、電子書籍市場における新たな可能性を切り拓くものです。特に、md-dcの導入により、既存の流通網を刷新し、より多くのユーザーに利用してもらえる環境が整います。今後、電子書籍の未来がどのように変化するのか、注目が集まっています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社メディアドゥ
- 住所
- 東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイドビル 5F
- 電話番号
-
03-6212-5111