台湾パインの魅力を高める挑戦
高品質なフルーツを日本に届けるファーマインドは、台湾スイートパインの魅力を確実に広めています。4月25日、同社の飯田克成専務執行役員とイオン北海道の白戸正樹執行役員が台湾農業部の胡忠一政務次長を迎え、販売促進のための試食販売イベントを実施しました。このイベントは、台湾パインの美味しさを直接消費者に訴求する絶好の機会となりました。
台湾パインの特長
台湾で生産されるスイートパインは、独自の品種で高い糖度が売りです。暑い夏と寒暖差の激しい冬の気候が、濃厚な甘さとジューシーな果肉を育んでおり、その美味しさは日本でも多くのファンを魅了しています。ファーマインドは、これらのパインを日本へ届けるため、綿密な温度管理とトレーサビリティに配慮し、コールドチェーン技術を駆使しています。
消費者への新たな提案
飯田専務執行役員は、芯まで柔らかい台湾パインをより多くの消費者に楽しんでもらえるよう、これからも拡張した販売戦略を展開すると述べています。手軽に食べられるカットパインの販売にも力を入れ、社会環境の変化に応じた商品開発を続けていく考えです。
イオン北海道の取り組み
イオン北海道の白戸執行役員も「台湾産パイナップルは春の人気フルーツとして、すでに定着しつつある」と語ります。全体の販売へ向けたアプローチは、丸ごとの「玉売り」からカット商品への拡大まで多岐にわたり、消費者が手軽に購入しやすい工夫を凝らしています。
台湾農業部の支援
台湾農業部も高品質なパイナップルの国際市場での評価向上に向け、トレーサビリティの強化や品質管理の向上に努めています。胡政務次長は「2024年には日本向けの輸出量が19,373トンに達する」と述べ、日本市場でのさらなる認知度向上を期待しています。
コールドチェーンの重要性
ファーマインドは、現地の農業者や選果場と連携しながら、コールドチェーンのネットワークを強化しています。スタッフが常駐し、現地の状況に応じた的確な管理を行い、新鮮な状態で消費者の元に届ける努力を惜しんでいません。すでに日本での販売が5年目を迎える台湾パインですが、今年はより一層の鮮度と美味しさをお届けするという目標を掲げています。
今後の展望
ファーマインドは、アジア市場においてもコールドチェーンの規模拡大を目指し、引き続き新鮮で美味しい青果を安定供給することに力を注ぎます。日本の消費者が台湾スイートパインを楽しむ機会を一層増やし、台湾と日本の架け橋としての役割を果たしていくことでしょう。
販売は2025年2月下旬から6月下旬までを予定しており、台湾パインの魅力を引き続き発信し、消費者に愛される存在を目指します。