茨城県に新たな観光体験を提供するAIチャットボット
茨城県の観光情報を発信するウェブサイト「観光いばらき」に、2024年10月より多言語対応のデジタルコンシェルジュ『Kotozna ConcierGAI』が導入されました。この新しいサービスは、県内外の観光スポットやイベントに関する情報を広く提供することを目的としています。
Kotozna ConcierGAIの導入背景
「観光いばらき」は、茨城県の持つ魅力的な観光資源を発信し、観光客の誘致や地域のイメージ向上を図るためのWebサイトです。今回の導入は、「令和6年度花絶景観光支援事業」の一環として、サイトの多言語化と活性化を図るものです。特に注目すべきは、茨城県公認のVTuber、茨ひよりが搭載されたAIチャットボットの実装です。
このチャットボットは、KotoznaのAI技術を利用しており、茨ひよりのアバターを介して多言語でのコミュニケーションを実現しています。これにより、県外からの観光客に対しても的確に情報を届け、言語の壁を突破する手助けをしています。
Kotozna ConcierGAIとは
Kotoznaがこれまで提供してきた多言語デジタルコンシェルジュの新型。以前の『Kotozna laMondo』から進化し、AIの音声入出力機能やアバター機能が導入されています。これにより、企業独自の情報を正確に伝えることができるようになりました。
主な特徴
1.
カスタマイズ可能:企業のブランドに合わせたパーソナリティを持つことができ、オリジナルの音声で企業情報を伝えることが可能です。
2.
音声入出力機能:非常にスムーズで素早いコミュニケーションを実現し、ユーザーはまるで人間と話しているかのような体験ができます。
3.
オムニチャネル対応:オンラインとオフラインを問わず、さまざまなデバイスで利用できるため、より多くの人々にリーチできます。
活用例
- - 商業施設のサイネージ:商業施設や交通機関の案内板で多言語の案内が可能になり、観光客に優しい環境を提供します。
- - カスタマーサポート:24時間体制でサポートを行うことで、先進的な企業の印象を与えることができます。
こうした新たな取り組みにより、茨城県は観光地としての魅力を高めつつ、訪れる人々により良い体験を提供できるよう努めています。
Kotozna株式会社のプロフィール
Kotozna株式会社は、東京都港区に本社を構える企業で、2016年に設立されました。多言語コミュニケーションサービスを提供し、特にインバウンド観光客向けのプラットフォームを強化しています。公式HPでは、さまざまなサービス内容や企業情報を公開しています。
今後もKotoznaは、茨城県をはじめとした地域の観光発展に寄与し、国際的な訪問者を迎える準備を進めていくでしょう。多言語対応のチャットボットが観光業における新たな可能性を切り開くことに期待が寄せられています。