新刊情報:『いやいや はるくん』の魅力
子育てをされている方なら誰もが通る道、イヤイヤ期。特に1歳半から2歳くらいの子どもたちに見られ、「あれもいや」「これもいや」と何にでも拒否反応を示す時期ですが、これは実は成長の証でもあります。そんなイヤイヤ期をユーモアたっぷりに描いた新絵本『いやいや はるくん』が、株式会社岩崎書店から発売されました。
この絵本の主人公は、イヤイヤ期真っ盛りのはるくん。家の中でも外でも、何に対しても「いや!」と叫んでいる様子が描かれています。彼の「いや!」という言葉は、時にはかいじゅうやだるま、おさかなやかっぱに変身することで、なんともユニークなストーリーになっています。自我が芽生え、様々なものに対する興味や感情が膨らんでいく様子を、絵本を通じて楽しく感じることができるのです。
内容概要
『いやいや はるくん』は、ただいま絶賛イヤイヤ期のはるくんが「ぜんぶいや」と叫ぶ様子から始まります。かいじゅう、ぺんぎん、だるま、おさかな、かっぱ、こがめ……さまざまなキャラクターに変身しながら、はるくんのご機嫌を取り戻す試みが描かれています。変身を通じて、イヤイヤ期を楽しく乗り越えられるというメッセージが込められています。
読者である親や子どもたちが共感できるような内容になっており、ハッピーエンドが待っています。また、巻末には著者からの心を軽くするメッセージもあり、読者が心の中でホッと一息つけるよう配慮されています。
著者の紹介
この絵本を書いたのは、よこたあきこさん。彼女は数々の受賞歴があり、特に『ライスボールとみそ蔵と』や『聞かせて、おじいちゃん』など、心温まる作品で知られています。絵を担当したのは、田中六大さん。彼の描く絵は、「日曜日」シリーズなど、多くの子供たちに愛されています。お二人のタッグが生み出すこの絵本は、親子のコミュニケーションを楽しむ手助けとなるでしょう。
書誌情報
- - 書名:いやいや はるくん
- - 著者名:よこたあきこ・作/田中六大・絵
- - 出版社:株式会社岩崎書店
- - 定価:1,320円(本体1,200円+税)
- - 判型:B5変
- - ページ数:27ページ
この絵本は全国の書店、そしてオンラインストアでも購入できます。特に親子が一緒に読んで、笑顔になれる作品としておすすめです。イヤイヤ期が訪れる前に、この絵本を手に取っておくと、準備ができて心構えも整うかもしれません。ユーモアを交えた描写が盛りだくさんなので、子どもたちも楽しく読めること間違いなしです。子育てを少しでも楽に、そして笑顔で乗り切るための一冊、ぜひ手に取ってみてください。