シンガポール航空とJTB、NDC活用で旅行業界に新風!顧客ニーズに合わせた柔軟な旅行プランが登場
シンガポール航空と株式会社JTBは、新たな顧客体験の提供を目指し、NDC(New Distribution Capability)を活用した画期的な旅行商品の共同開発に乗り出しました。この協業によって誕生する旅行商品は、顧客の多様なニーズに柔軟に対応できる、まさにオーダーメイドのような旅行プランを提供します。
従来の旅行商品とは一線を画す、顧客主体の旅行体験
これまでの旅行商品は、パッケージツアーのように、あらかじめ決められた行程や料金が中心でした。しかし、近年では、旅行における個々のニーズの多様化が著しく、よりパーソナライズされた旅行を求める声が高まっています。
今回、両社が導入するNDCは、国際航空運送協会(IATA)が推奨する新しい航空券流通規格です。この規格を用いることで、航空券だけでなく、ホテルや送迎、アクティビティなど、旅行に必要な要素を自由に組み合わせ、顧客が理想とする旅行プランを構築することが可能になります。
JTBの「ルックJTBMySTYLE」とシンガポール航空の「KrisConnect」が融合
JTBは、すでに顧客のニーズに合わせた柔軟な旅行プランを提供する「ルックJTBMySTYLE」を展開しています。このサービスに、シンガポール航空が提供するデジタルプラットフォーム「KrisConnect」を連携させることで、より高度なカスタマイズ性と利便性を備えた旅行商品が実現します。
具体的には、顧客は自分の希望する旅程や予算に合わせて、航空券のクラスや座席、ホテルの種類、アクティビティなどを自由に選択できます。これにより、価格やサービス内容を細かく調整できるため、まさに自分だけの特別な旅行プランを作成することが可能になります。
第一弾は「ルックJTBMySTYLEスプリングスペシャルシンガポール」
協業の第一弾として、2024年11月18日に「ルックJTBMySTYLEスプリングスペシャルシンガポール」が発売されます。2025年1月15日から5月31日出発分が設定されており、シンガポールへの旅行を検討している方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
今後の展開と期待
今回の協業は、旅行業界に新たな潮流をもたらす可能性を秘めています。両社は、今後もNDCを活用した旅行商品の開発・提供を進めることで、顧客満足度の向上と海外旅行市場の更なる活性化を目指します。
シンガポール航空は、サービス、商品、ネットワークの3つの柱を強化することで、顧客体験の向上に継続的に取り組んでいます。「スターアライアンス」加盟航空会社として、世界規模でのネットワークを活かし、より多くの顧客に最高の旅行体験を提供することを目指しています。
JTBは、「交流創造事業」を事業ドメインとし、全国規模のネットワークを生かして、地域社会の活性化にも貢献しています。デジタルとヒューマンの力を融合させ、顧客の期待を上回る革新的なサービスを追求し続けています。
両社の強みを活かしたこの協業は、顧客にとってより魅力的で便利な旅行体験を提供し、旅行業界全体の進化に大きく貢献するものと期待されます。