福島県白河市に新たに蓄電池施設が設置されます

日本蓄電池株式会社は、2025年9月24日に福島県白河市に系統用蓄電池施設「NC白河市金勝寺蓄電所」の設置を開始することを発表しました。この施設は、カーボンニュートラルの推進や再生可能エネルギーの導入拡大の要請に応えるため、「調整力」を確保する重要な役割を果たします。

蓄電池設置の背景

近年、気候変動やエネルギー問題への関心が高まっており、特に再生可能エネルギーの導入が加速しています。しかし、太陽光や風力による発電は、その発電量が天候に左右されるため、電力の安定供給には課題があります。このため、系統用蓄電池が必要不可欠となってきており、電力の需給調整や市場対応を行うことが求められています。

建設プロジェクトの概要

「NC白河市金勝寺蓄電所」は、福島県白河市の地に設けられ、鈴木電機株式会社が施工を手掛けます。主な用途は需給調整市場、卸売市場（JEPX）、および容量市場への対応で、さらに再生可能エネルギーの出力平準化にも貢献します。

1. 施設名: NC白河市金勝寺蓄電所
2. 所在地: 福島県白河市
3. 施工会社: 鈴木電機株式会社
4. 設置開始日: 2025年9月24日
5. 主用途: 需給調整市場・JEPX・容量市場対応、再エネ出力平準化

日本蓄電池株式会社のビジョン

日本蓄電池株式会社は、系統用蓄電池事業を通じて、持続可能な社会を実現するための取り組みを進めています。用地選定から、電力会社との調整、蓄電池ソリューションの選定、そして蓄電所の構築まで、一貫したプロセスを推進することで、効率的かつ信頼性の高い電力供給を実現しています。

代表取締役社長の漆原秀一氏は、「このプロジェクトを通じて、地域の持続可能な発展に寄与できることを嬉しく思います。再生可能エネルギーを支えるインフラ整備は、今後の社会にとって非常に重要です」とコメントしています。