体験を通じて地域とのつながりを深めよう!
千葉県市原市で、地域活性化と持続可能性をテーマにした稲刈り体験イベントが、9月7日と8日の二日間にわたって開催されました。参加者62名がそれぞれ稲刈り作業を体験し、地域循環型社会の重要性や高滝湖の魅力について学びました。このイベントは、市原ぞうの国、星野農園高滝湖、高滝湖グランピングリゾートの3社による共同企画であり、企業間の連携が地域に新たな価値をもたらすことを目的としています。
イベントの背景
この稲刈りイベントは、地域の魅力を高めるために立ち上がったものです。高滝湖グランピングリゾートと星野農園高滝湖の両者の思いが一致し、体験を通じて地域との結びつきを強化することに取り組んでいます。星野農園高滝湖では、市原ぞうの国で暮らすゾウの堆肥を活用してお米を栽培し、その収穫物は商品化され販売されています。この堆肥は、安心で安全な食材を求めるタイ料理専門店、株式会社SUU-SUU-CHAIYOOの開発によるものであり、地元の資源をうまく活かす取り組みの一環です。
稲刈り体験の様子
参加者は、初めて体験する稲刈りの楽しさに興奮しながら、古き良き農作業を味わいました。稲を触れることで自然とのつながりを感じ、自らの手で作業を行う喜びを味わいました。体験が終わった後は、星野農園高滝湖に移動して、地元の食材を用いた昼食を楽しむことができました。豚の生姜焼きや野菜の味噌炒め、焼き鳥と共に、採れたての新米を使用したご飯との相性は抜群で、参加者にとって素晴らしいひとときとなりました。
市長からのメッセージ
イベントへの参加者が多かったことについて、市原市の市長は心からの感謝を述べ、「市原ぞうの米」稲刈りイベントが成功裡に終わったことに喜びを表明しました。初めて稲に触れる子供たちや、思い出深い稲刈りを楽しんだ多くの方々が、稲の感触や香りを通じて市原市の豊かな自然を実感したことでしょう。地域の方々が毎年このイベントを楽しみにしており、「自分たちが作ったお米を自分たちで食べる」という体験が続くことを願っています。
市原ぞうの国の魅力
市原市のシンボルともいえる市原ぞうの国は、約3.5ヘクタールの広大な敷地に、10頭の象が自由に暮らしています。訪れる人々は近くで動物たちと触れ合うことができ、特に「ぞうさんのパフォーマンスタイム」や「ぞうさんリフト」といったイベントは大人気です。また、フードコートやレストランも充実しており、観光客が魅力的な体験を得られるスポットとなっています。
地域の農業と観光の未来
星野農園高滝湖では、農業と観光を通じて地域を活性化させるための活動が続けられています。地域の資源を活かし、農業体験や食に関するイベントを開催することで、多くの人々に地域の魅力を伝えています。そして、廃校を再利用した高滝湖グランピングリゾートは訪問者にユニークな宿泊体験を提供し、自然を満喫できる特別な空間を創出しています。
地域の課題を解決しつつ、人と共に育てる議題は重要であり、今後もこうした取り組みが広がることを期待しています。