株式会社ウッドワン、JWOOD工法の成功
株式会社ウッドワンが、構造用LVL「JWOOD」を用いた「JWOOD工法」の出荷棟数が、1994年の販売開始以降、ついに累計50,000棟を突破したと発表しました。この実績は、木造建築に対する需要が高まっていることを示しており、特に地震への強さや環境への配慮が称賛されています。
環境への配慮と木材の利用
近年、環境問題に対する意識が高まる中、ウッドワンはニュージーランドの豊かな森林で育まれたニュージーパインⓇを使用し、このJWOOD工法を開発しています。この木材は、30年というサイクルで計画的に植林・育林・間伐・伐採が行われるため、持続可能な資源供給が実現しています。これにより、森の資源を保全しながら、高品質の木材を提供できるのです。
このような取り組みは、木材が唯一の再生可能資源であり、持続的な建材の利用が可能なことを物語っています。ウッドワンは、非住宅分野にも進出し、地域のビルダーとの連携を強化し、木造建築の可能性を広げることを目指します。
JWOOD工法の特長
「JWOOD工法」は、耐震性と耐久性に優れています。建築基準法の耐震等級3に対応しており、1.5倍の地震力に耐える設計がなされています。また、住宅性能表示制度の劣化対策等級3(最高等級)にも対応しており、健康面についても安心できる環境を提供します。この工法で使用される「JWOOD」は、最上等級のF☆☆☆☆(最高等級)商品であり、シックハウスの原因物質であるホルムアルデヒドに対する配慮もしっかりとされています。
独自の工法で新たな挑戦
今後、ウッドワンでは、「JWOOD工法」を用いた安全な住宅建設をさらに推進します。大空間やロングスパンの建物、さらには4階建てといった中層建築物へも対応力を強化し、新たな市場を開拓していく予定です。また、建材メーカーならではの視点から、住宅の高性能化やデザイン、住まい方に関するトータル提案も行います。
技術の進化とサポート体制
ウッドワンは、法改正にも対応した構造計算や省エネ計算のサポート体制を強化し、顧客との密接な連携を重視しています。これにより、安全で持続可能な木造建築の未来を築いていくとともに、安心快適な住環境を提供し続けます。
まとめ
東京オリンピックや国際的なイベントにおいても、大規模な木造建築は注目を集めています。ウッドワンのJWOOD工法は、その実績と性能をもとに、新たな木造建築のスタンダードとなるべく、これからも挑戦を続けていくでしょう。最新のカタログは、ウッドワンのウェブサイトからダウンロードが可能です。環境への配慮と技術力を兼ね備えた「JWOOD工法」をぜひ一度ご覧ください。