伝統と革新の融合
2025-07-09 11:35:52

丹後ちりめんで伝承と革新を形にする銀座の新お土産「吉祥花伝 KYOTO」

丹後ちりめんを用いた新たな銀座みやげ『吉祥花伝 KYOTO』



松屋銀座で、京都府与謝野町の伝統的な絹織物「丹後ちりめん」を採用した新しいグリーティングカード『吉祥花伝 KYOTO』が登場します。このプロジェクトは、地域共創をテーマに掲げ、古き良き技術と新たな価値の両立を目指しています。期間は7月23日から8月19日まで、松屋銀座の1階正面口プロモーションスペースと7階おりふしギフトラウンジでの展開です。

吉祥花伝 KYOTOとは?



『吉祥花伝』は、日本の伝統美を生かしたデザインのグリーティングカードで、幸運をもたらすとされる吉祥柄が施された古い着物の生地「古裂」をフレームに組み合わせた製品です。今回のプロジェクトでは、丹後ちりめんが基盤とし、手軽に日本の伝統を感じられるお土産として提供されます。

伝統の継承と課題解決



「丹後ちりめん」は、京都の北部で300年以上の歴史を持つ絹織物で、その風合いや美しさから高い評価を受けています。しかし、近年では着物の需要が減少し、織元や技術の継承が厳しい状況に直面しています。このプロジェクトは、丹後ちりめんを用いた新たな製品によって、こうした伝統工芸の価値を再発見し、保存していくことが目的です。

新たな価値創出の試み



グリーティングカードの制作を通じて、丹後ちりめんの使用範囲を拡大することを目指しています。これにより日本の伝統文化を手軽に楽しむことができる商品を国内外の観光客に提供し、さらなる需要拡大を狙います。

京都の匠たちが手掛ける



このプロジェクトは、京都の職人たちの腕によって生み出されています。デザインから生地の織りと染め、和紙加工まで、すべて京都で行われ、地域の文化と技術が凝縮された逸品となっています。制作監修を担当するのは、株式会社EBRUで、彼らは金沢美術工芸大学の卒業生たちが集まって設立した会社です。彼らは、日本の文化芸術の継続と発展をテーマにしており、今回のプロジェクトでもその理念が色濃く反映されています。

デザインと商品内容



『吉祥花伝 KYOTO』には、全5柄、10種のデザインがあり、それぞれ2,640円という手ごろな価格で販売されます。デザインの一例には、愛らしい伏見人形の描かれた「京玩具尽くし」や、桜の美しさを表現した「桜霞御所解」、さらには鶴と亀をモチーフとした「鶴亀京更紗」が含まれています。また、これらのデザインでは風呂敷も用意されており、各2,750円で販売されます。

松屋の地域共創プロジェクト



松屋では、地域産品の魅力を広げるべく、2020年から地域共創プロジェクトを推進しています。このプロジェクトにより、日本各地のものづくりが広まり、地域ブランディングや交流人口の増加を目指しています。過去には41のコラボレーションを実現し、地域の特産品や文化を全国に広めています。

この夏、伝統の技術を受け継ぎながらも新しい価値を生み出す『吉祥花伝 KYOTO』を手に取り、日本の文化に触れてみるのはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社松屋
住所
東京都中央区銀座3-6-1
電話番号
03-3567-1211

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