全国高校生政策甲子園とは
全国高校生政策甲子園は、高校生が自らの視点で社会課題を考え、政策を立案する全国規模のコンテストです。この活動を通じて、若者が政治に対する興味を持ち、自分たちの未来に向けた考えを深めることを目的としています。本年度も、その活動が2025年7月24日に東京都庁会議室で開催されます。
目的と意義
日本青年会議所が主催するこのコンテストは、参加者にとってただの発表の場ではなく、主権者としての意識を育む重要な機会でもあります。近年、選挙権が18歳に引き下げられたことに伴い、高校生に対しての主権者教育の必要性が高まりました。この政策甲子園の取り組みは、そうした教育の一環として位置付けられています。
主権者教育は、自分の意志で政治や社会に参画するための知識や能力を身につけることを目的としています。この教育を受けた若者が、やがて日本を支える主権者として成長することが期待されています。
今年の大会について
今年の静かな夏の日、全国から選ばれた高校生チームが集まり、持続可能な未来をテーマにした政策や自由設定の政策を発表します。設定テーマ部門「未来の日本を創造する!持続可能なデジタル政策!」および自由設定部門「あなたは総理大臣!地域の社会課題と明るい未来!」の二つのテーマに基づき、20チームが選ばれました。
- 秋田県立秋田南高校/デジタル改革で教育を「持続可能」に
- 山形県立南陽高校/高齢者のネットリテラシー強化のスマホ教室
- 北海道大空高校/医療の現場にエールを
- 福島県立磐城高校/地方を政策の源泉へ
審査体制と評価基準
大会では、東京都議会議員の方々が審査員として参加し、出場チームの政策提案について評価を行います。具体的な審査基準は、現状分析能力、調査力、データ活用能力、論理性、訴求力です。各チームは自分たちのアイデアを5分でプレゼンし、その後5分間の質疑応答が行われます。
最終的には、各部門から上位3チームが決勝大会への出場権を得ます。決勝大会は2025年8月25日に国会議事堂参議院別館で行われ、会場でのプレゼンテーションに加え、インターネットを通じた国民投票が実施されます。
国民投票の重要性
参加している高校生たちの政策提案に対して、国民投票を行うことで多くの人々の意見を政策に反映させることができるのが、この大会の魅力です。投票期間は2025年9月1日から20日間で、最も投票を集めたチームが最優秀賞を受賞します。
お問い合わせ先
この大会に関する詳しい情報や取材については、日本青年会議所にお問い合わせください。メールアドレスは
[email protected]です。また、公式ウェブサイトでも最新情報を発信しています。
若者たちが描く未来の日本の姿を、ぜひご期待ください。