大分県初の樹木葬墓地がもたらす新しい供養の形とは

樹木葬墓地「いのり和浄願寺」とは

大分県杵築市、自然に囲まれた安心の空間で提供される樹木葬墓地、いのり和浄願寺が注目を集めています。開園から9ヶ月間で契約者の増加が続くこの場所は、特に「承継者不在」の問題に真摯に向き合い、お墓に新しい形を提案しています。

背景

この樹木葬墓地を設立したのは株式会社いのり和の代表、齊藤肇氏です。彼は18年間の葬儀業務で、後継者不足や子供に負担をかけたくないという多くの相談を受けてきました。「葬儀の際には安心して送りたいが、生前から安心して最期を迎えられる選択肢が必要だ」と感じ、翌年の2024年に樹木葬墓地を開園するという決断に至りました。

特徴

いのり和の樹木葬は、ペア区画や合祀墓があり、1～3人までの埋葬が可能です。シンボルツリーの周囲に石プレートを設置し、その下にお骨を埋める自然葬の形式です。管理費は契約料金に10年間分が含まれており、契約終了後は合祀されて永代供養が行われるため、無縁墓になる心配がありません。

例として、ペア区画は33万円（税込）、家族区画は66万円（税込）、永代供養墓は一人11万円（税込）から利用できます。この料金体系は従来の墓石文化に比べて、経済的負担が大きく軽減され、特に「子どもに費用の面で迷惑をかけたくない」といったニーズにも応えています。

契約者の声

開園から9ヶ月が経過し、多くの契約者から高評価が寄せられています。「杵築に樹木葬墓地ができて安心した」「自然の雰囲気があり心地よい」「負担が減って気持ちが軽くなった」といった声が印象的です。

寺院の紹介

樹木葬に併設された浄願寺は、宗派を問わず、暖かな自然環境に囲まれています。アクセスも良く、杵築駅から車で約10分で到達可能です。静かな環境で、訪れる人々に心の平安を与えています。

終活の総合支援

いのり和は樹木葬だけでなく、終活をトータルでサポートする体制も整えています。葬儀事前相談、費用見積もり、墓じまいサポートなど、多岐にわたるサービスを提供し、「どこに相談すれば良いのか分からない」という地域の不安を解消する存在です。

会社概要

いのり和株式会社は、「いのり」と「和」の理念をもって、自然のなかで和が続くよう願いながら事業を展開しています。樹木葬の開発と終活支援に特化した取り組みで、多くの人々に愛される存在となることでしょう。

自然に囲まれたこの場所で、大切な人を安心して見送る新しい選択肢を持つことができるいのり和浄願寺。これからも地域の人々に寄り添いながら、優しい供養の形を提供していくことでしょう。