日本のリサイクル技術がもたらすモンゴルの未来
2023年9月13日、テレビ東京で放送される『ガイアの夜明け』にて、株式会社浜屋が進めるリサイクルプロジェクトが特集されます。このプロジェクトは、モンゴルにおける環境問題を解決するための試みです。日本の資源リサイクル技術を駆使し、持続可能な社会を築くための出発点となります。
背景。
モンゴルでは、多くの廃棄物が埋め立てられ、その結果として環境問題が深刻化しています。特に、廃家電や廃PC基板は資源としての価値があるものの、適切に処理されていないのが現状です。浜屋はこの課題を受けて、モンゴルに都市鉱山リサイクルの仕組みを導入することに決めました。
モンゴルへの貢献
このプロジェクトの一環として、浜屋は現地で廃棄されていた貴重な資源を回収し、日本国内での高度なリサイクル技術を活用して丁寧に分別・処理を行います。これにより、モンゴルにおける廃棄物問題の軽減を図るだけでなく、国際的なリサイクルネットワークの構築を目指しています。
モンゴル政府とも連携しながら進むこの取り組みは、地域の経済にも貢献することが期待されています。現地の雇用創出や産業の発展にもつながるでしょう。
「もったいない」の精神
また、もう一つ注目すべき取り組みが、モンゴルに生息する馬から得られる胎盤を利用した化粧品原料の製造です。モンゴルには日本の51倍である394万頭の馬が生息していますが、その出産時の胎盤が無駄にされ、環境問題を引き起こしています。この資源を有効活用し、化粧品や健康食品の原料として利用することで、「もったいない」の精神を実践しています。
今後の展望
浜屋のプロジェクトは、モンゴルだけでなく中央アジアの国々にも広がる計画です。カザフスタンやキルギスから都市鉱山を回収し、鉄道を利用してモンゴルに集積、そこでさらに分別・処理を行った後、日本に輸出する流れを構築しています。この国際的なリサイクルネットワークによって、各国の資源をより効率的に活用することが可能になるでしょう。
会社概要
株式会社浜屋は1991年に設立された資源リサイクル商社で、埼玉県東松山市に拠点を持ちます。事業内容はレアメタルやベースメタルのリサイクル、中古家電のリユースなど、多岐にわたります。
代表取締役は小林茂氏で、1月21日には本社での新年度を迎えます。
URL:
浜屋グループ
さらに、浜屋グループの子会社である
株式会社ルーナスも注目すべき存在。こちらは2009年に設立され、プラセンタ原料の製造・販売を手掛けています。東京の虎ノ門に位置し、代表取締役は三笠太郎氏です。
URL:
ルーナス
持続可能な未来のために、日本の技術がモンゴルに新たな可能性をもたらすことでしょう。9月13日の放送をお見逃しなく!