Yorenがアフリカ進出へ、新たな挑戦
データマーケティング支援事業を展開するYorenが、アフリカ市場に本格的に進出することを発表しました。これにより、同社はナイジェリアの大手プライベートエクイティ企業Verod Capital Managementと協力し、アフリカ全土でスタートアップへの投資を行うVerod-Kepple Africa Ventures(VKAV)を支援しています。この新たな取り組みは、今後のアフリカでのビジネス展開の大きな一歩となります。
Yorenは、VKAVが運営するファンドへのLP出資を行うとともに、事業協力に関する覚書(MOU)を締結しました。これにより、アフリカにおいて消費者向けブランドやリテール企業向けのデータマーケティング支援を強化していく意向を示しています。さらに、Yorenはアフリカのスタートアップにも投資を促進し、自社のサービスとのシナジーを生むことを目指しています。
投資先企業の紹介
Yorenが最初に投資を行ったのは、以下の2社です。
1.
Vee8 International Holdings, Inc
ナイジェリア、ケニア、ガーナなどの9カ国において、自動車マーケットプレイスや自動車ローンサービスを運営しています。詳しくは
こちらで確認できます。
2.
Chari. Co
モロッコに拠点を持つこの企業は、小規模小売業者向けのB2B2Cプラットフォームを運営し、店舗でのデジタル決済や少額融資などのフィンテックサービスを提供しています。公式サイトは
こちらです。
YorenのビジョンとCEOのコメント
Yorenの代表取締役CEOである金田修氏は、アフリカ進出の背景を以下のように語っています。「Yorenのビジョンは、文化と文化をつなぎ、人々の理解を深めることです。私たちは2011年に創業以来、中国市場での日本系ブランドやリテール企業の成功を支えてきました。人類史上最後の人口成長市場とされるアフリカでは、このビジョンが産業の革新を促進するものと考えています。このプロジェクトを通じて、VKAVとの協力や中国での経験を活かしていきたいです。」
Yorenは今後も中国に留まらず、アフリカ市場でも活躍を続け、顧客企業の成功を支援しながらビジョンの実現に邁進していきます。
Yorenについて
Yoren(游仁信息科技(上海)有限公司)は、データに基づくアナリティクスやCRMシステムの開発、ECサービスの運営などを行っています。上海市を拠点とし、183名の社員が在籍しています。公式サイトは
こちら。