聖隷佐倉市民病院の新たな取り組み
聖隷佐倉市民病院(千葉県佐倉市)は、2023年にがん医療支援センターを設立し、がんに対する診療体制を強化しました。このセンターでは、がん薬物療法、外科治療、放射線治療、緩和ケアを統合し、患者に切れ目のない支援を提供しています。しかし、医療現場だけでなく地域や教育の場でも、がんについて正しい知識を普及させることが重要です。
がん啓発活動の重要性
現在、日本では国民の2人に1人ががんを患うと言われ、がんによって命を落とす人も増加しています。最新の治療法がつぎつぎに登場しているにも関わらず、がん検診の受診率は欧米諸国に比べて低く、患者やその家族が抱える情報の不足も問題視されています。このような状況を改善するために、聖隷佐倉市民病院は教育機関や地域住民向けにがん啓発活動を行っています。
2025年度の取り組み
養護教諭向けがん教育支援講演
2025年8月には、印旛地区教育研究会において小中学校の養護教諭を対象に「がんについて教育の場で伝えたいこと」をテーマに講演を実施しました。この講演では、がんの基礎知識、早期発見の重要性、教育現場での生徒への伝え方などが解説されました。養護教諭たちはこの機会を通じて、学生への健康教育に役立つ知識を得ることができました。
地域住民向けがん検診講演
2025年10月には、佐倉市ユーカリが丘で「がん検診のすすめ」というタイトルで地域住民を対象に講演会を開きます。この講演では、がん検診の内容や、その結果に基づく診断・治療の流れ、さらには公的支援制度についても詳しく説明されます。参加者からは検診受診の意欲を高める声が多く寄せられることでしょう。
高校生向けがん教育講演
同じく2025年10月には、東京学館高等学校で441名の高校生を対象にがん教育の講演を行います。この講演では、がんの基礎知識や早期発見の重要性などを解説し、がんサバイバーからの体験談も共有される予定です。生徒たちからは多くの学びや気づきの声が寄せられることが期待されています。
地域社会の健康づくりに寄与
聖隷佐倉市民病院は千葉県がん診療連携協力病院として、質の高いがん診療を提供し続けています。継続的ながん啓発活動によって、がん検診の受診率向上や治療成績の改善、さらにはがんの予防活動を進め、地域社会の健康を支えていくことを目指しています。
お問い合わせについて
自治体や企業、学校からの講演やセミナーの依頼、取材の相談は随時受け付けています。聖隷佐倉市民病院のがん医療支援センター長、木谷哲までお気軽にお問い合わせください。
聖隷佐倉市民病院は、2004年に開設された病院で、399床の病床を有し、医療理念は「隣人愛」に基づいた患者中心の医療の提供を目指しています。