国産SAF供給開始
2025-07-08 14:28:51

国産SAFの供給開始は持続可能な航空未来への第一歩

国産SAFの供給開始記念イベントに参加



2023年7月7日、東京国際空港にて開催された「東京国際空港国産SAF供給開始記念イベント」に、コスモエネルギーホールディングス株式会社のグループ会社であるコスモ石油マーケティング株式会社が参加しました。このイベントは、廃食用油を原料としている国産の持続可能な航空燃料(SAF)の供給開始を記念するもので、強固な都市との連携を活かした取り組みの一環です。

この新しいSAFは、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYによって製造されました。原料となる廃食用油は、コスモグループが参加するFry to Fly Projectと東京都との共同で回収したものです。これによって、町の中で生じる食品廃棄物が再利用され、航空業界での持続可能なエネルギー源として生まれ変わるのです。これにより、国際競争力の強化も期待されており、東京都が推進する国産SAF利用促進事業では、同社が第1号の採択事業者に選ばれました。

イベントには、コスモの社長、髙山直樹氏をはじめとした多くの関係者が出席しました。特に、全日本空輸(ANA)の井上慎一社長や東京都知事の小池百合子氏、日本航空の赤坂裕二会長等が登壇し、国産SAFの重要性を語りました。

この取り組みは、わずか数年前から始まったものであり、「2050年カーボンネットゼロ」の目標に向けた大きな一歩を踏み出すものです。コスモエネルギーグループは、SAF供給に必要なサプライチェーンを構築するための努力を行っており、特に市民から廃食用油を回収する実証実験も進めています。これにより、社会全体での環境への理解やサステナビリティの意識を高め、協力し合う基盤を築いているのです。

今後、この新しく供給されたSAFは、2021年にNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成を受けたプロジェクトの一環として生産され、国内で初めての大規模な国産SAFとなります。これには持続可能な製品に関する国際的評価基準であるISCC CORSIA認証やISCC EU認証が付与されており、その環境価値が実証されています。

コスモ石油をはじめとする3社が設立したSAFFAIRE SKY ENERGYは、2025年度より航空各社にこのSAFを供給する予定です。このプロジェクトを通じて、航空業界の脱炭素化を進めていくことが期待されます。

私たちは、持続可能な未来を目指して共に歩んでいくべきです。SAFの普及は、単に航空業界における燃料の選択肢を増やすだけでなく、社会の意識を変革し、循環型社会の実現に向けた道筋を示すものです。これからも、新しい燃料技術の展開や環境への配慮をより広げていくことで、さらなる進展を期待したいものです。


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会社情報

会社名
コスモエネルギーホールディングス株式会社
住所
東京都港区芝浦一丁目1番1号
電話番号

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