日本テレビが新たな青春の形を模索
日本テレビ放送網株式会社が手がけるショートドラマ『毎日はにかむ僕たちは。』(略称・まいはに)が、ドラマと小説、そして楽曲の新しいコラボレーションを発表しました。このプロジェクトは、SNSを利用した新しいストーリー体験を届けることを目的としており、特にZ世代をターゲットにした内容になっています。
まいはにの新たな一歩
本プロジェクトでは、初めてプロデュースされた小説が株式会社扶桑社と連携して“まいはにノベルシリーズ”として刊行されます。シリーズ第一弾の小説は、音楽アーティストの乃紫とのコラボレーションが特徴です。この作品は、ショートドラマ、ノベル、楽曲が同一のタイトルで展開されるため、ファンにとってこれまでにない新しい体験が可能となるでしょう。
本作品のテーマは「青春は思っているほど安定したものではない」。様々なメディアを通じて、等身大のキャラクターたちの感情や葛藤が描かれる予定です。
小説『まいはに』概要
小説は2025年1月20日に発売される予定で、予約は2024年12月23日から開始されます。著者は人気作家のいぬじゅんさんで、彼女は2014年にデビューし、数多くの作品を発表しています。
主な登場人物は、高校2年生の愛優。彼女は自分を好きじゃないけど嫌いでもない「三軍女子」です。一方、憧れるクラスメイトの瑠奈は「先天的な一軍」。この二人の物語は、ある出来事をきっかけに大きな転機を迎え、感動的な展開が待っています。
楽曲「ヒロインになるまでは」
楽曲は乃紫が担当し、2025年1月22日にリリースされます。この曲は、自己認識や成長をテーマにしているとのことで、乃紫自身の言葉で「ヒロインになるまでは死ねない」と表現される力強いメッセージが込められています。
多形式展開への期待
ショートドラマは、縦型と横型の二つのスタイルで提供されます。TikTokでは縦型ショートドラマが配信され、YouTubeでは長尺の横型ショートドラマが公開予定です。これにより、視聴者は好きな形式で物語を楽しむことができます。
SNSでの拡散力
まいはにのショートドラマは、SNSを通じて多くの若者に支持され、再生回数は15億回を超えています。特にTikTokでは、平均400万回の再生数を記録しており、このプロジェクトが如何に多くの人々に影響を与えているかを示しています。
プロデューサーの思い
本プロジェクトのプロデューサー、平岡辰太朗氏は「青春は光と影が共存している不安定なもの」と述べており、視聴者に対して新しい形の青春物語を届けたいと考えています。また、井上直也氏は「SNS時代の新しい物語体験を届けられることを嬉しく思う」とコメントし、各メディアを通じて深い印象を残す作品を期待しています。
おわりに
このプロジェクトは、まさに現代感覚を取り入れた新しい形の青春物語の提案です。ドラマ、ノベル、音楽が一体となった作品は、今後のエンタメ業界においても注目を集めることでしょう。新しい世代のストーリーテリングの可能性を楽しみにしています。