茨城県がSEESE株式会社に宇宙ビジネス資源活用事業委託

茨城県がSEESE株式会社と協力し宇宙ビジネスを推進

茨城県は、宇宙ビジネス資源の活用を目的とした委託事業にSEESE株式会社を採択しました。この取り組みは、”いばらき宇宙ビジネス創造拠点プロジェクト”の一環として、特に衛星試験環境の整備に焦点を当てています。SEESE株式会社が提案している「環境試験6 in 1 トータルサービス」は、国の宇宙産業の発展に寄与することが期待されています。

具体的なサービス内容

SEESE株式会社は、以下の2つのサービス事業を立ち上げることにしました。

1. 環境試験場プラットフォーム
- 茨城県内をはじめとする全国の環境試験場の情報を一元管理し、その稼働状況を可視化するWebプラットフォームを開発します。これにより、試験場の流動性が向上し、新規参入者にとっても利用しやすくなるでしょう。

2. 衛星利活用コンサルティング
- 宇宙産業への新規参入を目指す企業や既存の事業者向けに、JAXAの元職員などの専門家と連携して、衛星の活用や開発、打ち上げまでの計画策定をサポートするスポットコンサルティングサービスを提供します。これにより、参入障壁が下がり、多くの企業が宇宙ビジネスに参入する環境が整います。

茨城県の資源と環境

茨城県には、宇宙機器開発に必要な試験設備が充実しています。たとえば、産業技術イノベーションセンター（ITIC）や国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センター（JAXA）、および筑波大学などの重要な研究機関が集まっています。これらの施設は、SEESE株式会社が提供する新しいサービス群の展開において、理想的な環境を提供することになるでしょう。