シーフードレガシーとオーシャン・アウトカムズのMOU締結
株式会社シーフードレガシーは、米国オレゴン州を本拠地に持つオーシャン・アウトカムズと、持続可能な水産業の推進を目的とした覚書(MOU)を2026年1月1日付で締結しました。この連携により、両社は東アジア地域、特に日本・台湾・韓国におけるシーフードサプライチェーンの持続可能性の向上を目指し、さまざまな課題に取り組むこととなります。
連携の目的
このMOUの目的は、双方が持っている専門知識やネットワークを最大限に活かし、水産業における人権デューデリジェンス(HRDD)、電子モニタリング(EM)、トレーサビリティ、責任ある調達、さらには市場の変革を推進することです。特に、人権や労働に関する課題が高まる中、アジア市場は国際的な変革をもたらす重要な地域として注目されています。
シーフードレガシーとオーシャン・アウトカムズの過去の取り組み
シーフードレガシーは、過去10年間にわたって日本の責任ある水産物の普及に寄与してきました。一方、オーシャン・アウトカムズは、世界中での漁業改善プロジェクトやデータ活用を通じて、環境・社会・経済の三面での「トリプルインパクト」を実現してきました。両団体はこれまでも協力し合っていましたが、今回のMOU締結により、戦略的かつ長期的な連携を築くことが可能となります。
具体的な取り組み内容
MOUのもと、両団体は以下の分野に焦点を当てて協働していく予定です:
1.
人権デューデリジェンス(HRDD): 台湾、韓国、日本を中心に、労働者視点からの取り組みや企業への支援を行います。
2.
電子モニタリング(EM)とデータ活用:デジタルツールを活用し、サプライチェーン全体のコンプライアンスや透明性を向上させます。
3.
市場変革と責任ある調達:バイヤーやサプライヤー向けのワークショップや研修を実施し、参加者の意識を高めます。
4.
ステークホルダーとの連携強化:オーシャン・アウトカムズからの知見を活用し、日本市場における企業やNGOとの接点を構築します。
両代表者のコメント
ケリー・ハレル氏(オーシャン・アウトカムズ エグゼクティブ・ディレクター)は、「このパートナーシップは、東アジアの水産業における持続可能性を高めるための重要な一歩です。」と述べています。また、シーフードレガシーの花岡和佳男社長は「日本とその周辺地域における水産業が持続可能で公正な未来を実現するために、この連携が役立つことを期待しています。」と語りました。
水産業の未来に向けて
今回のMOU締結は、シーフードレガシーとオーシャン・アウトカムズがさらなるインパクトを生み出すための基盤と位置づけられています。両団体は、この連携を通じて地域の持続可能な水産業を促進し、透明性と責任を結びつけるための取り組みを進めていきます。
持続可能な水産業の未来を見据え、今後の展開に注目が集まります。