花き流通の未来を変える！生産者と販売事業者を繋ぐ新プラットフォーム「ミライノミドリ」誕生

豊明花き株式会社は、花き生産者が全国の卸売市場に商品を提案できる共通プラットフォーム「ミライノミドリ」をリリースしました。

「ミライノミドリ」は、これまで生産者の想いが届きにくかった花き取引の課題を解決するため、生産者自らが商品情報や想いをオンラインで発信できるプラットフォームです。

従来、販売事業者は卸売市場に入荷した商品から仕入れることが一般的でしたが、「ミライノミドリ」では、生産者が直接商品を提案できるため、販売事業者は多様な商品の中から、生産者の想いに共感した商品を選びやすくなりました。

「ミライノミドリ」は、全国の卸売市場と連携し、生産者の商品情報を一斉に販売事業者に配信します。これにより、生産者は効率的に販売先を探せるようになり、販売事業者は今まで出会えなかった商品との出会いが期待できます。

さらに、「ミライノミドリ」は、卸売市場流通データと消費者の興味関心を示すデータを紐づけ分析することで、生産者と販売事業者のマッチング精度を高める取り組みを進めています。

JFIソリューション株式会社から提供される卸売市場流通データと、GreenSnap株式会社から提供される植物への興味関心を示すデータを連携させることで、消費者のニーズに合った商品を効率的に販売できるようになると期待されています。

「ミライノミドリ」は、花き取引のDX化を推進し、生産者の想いが詰まった商品が全国津々浦々の店頭に並ぶ未来を目指しています。

「ミライノミドリ」が誕生した背景

豊明花きは、これまで花き流通ECプラットフォーム「イロドリ＊ミドリ」を運営してきました。「イロドリ＊ミドリ」は、2,100の生産者と3,800の販売事業者が参加する花き業界最大級のプラットフォームに成長し、2022年の取扱高は56.4億円に達しました。

しかし、「イロドリ＊ミドリ」は、豊明花きが運営する卸売市場との取引サービスであり、他の卸売市場での利用は難しい状況でした。

そこで、多くの生産者や販売事業者から寄せられた、近くの卸売市場でも利用したいという要望に応え、「ミライノミドリ」が誕生しました。

「ミライノミドリ」の今後の展開

「ミライノミドリ」は、花き流通プラットフォームとして、出荷伝票や納品伝票など、出荷段階における業務のDX化を推進していく予定です。

また、全国の卸売市場流通データと消費者の興味関心を示すデータを紐づけ分析することで、「生産者」と「販売事業者」とをより迅速に確度の高いマッチングを目指します。

豊明花き株式会社について

豊明花き株式会社は、卸売市場の運営から商品企画、資材種苗販売、輸出を手がける花や植物の専門商社です。

流通規模は、観葉植物・花苗等の鉢もの類における取扱高で日本最大（130億円）※2です。

さらに、花き流通のECプラットフォーム「イロドリ＊ミドリ」を運営し、定期ルート配送や宅配梱包、値札付け等の流通加工サービスを提供することで、全国の販売事業者をサポートしています。