三井住友ファイナンス&リースとバイウィル、顧客紹介契約締結
環境意識の高まりが進む中、三井住友ファイナンス&リース株式会社(以下、SMFL)と株式会社バイウィル(以下、バイウィル)が新たに顧客紹介契約を締結しました。この連携により、両社は日本全国でカーボンニュートラルの実現を推進し、環境価値の創出および流通を強化することを目指しています。
顧客紹介契約の概要
2024年9月17日に締結されたこの契約は、SMFLが保有する全国の顧客ネットワークを活用し、バイウィルが提供する環境価値に関する各種サービスを広く展開するためのものです。これにより、自社単独では解決が難しい脱炭素への取り組みを支援する仕組みを整えます。
バイウィルは、これまでに63件の顧客紹介契約を締結し、全国で1,200件を超える顧客から紹介を受けるという広がりがあります。この契約を通じて、企業や自治体が環境価値を創出し、経済活動と環境保全の両立を図るためのプラットフォームが構築されます。
環境価値の創出と流通を加速
具体的には、SMFLの顧客を対象に以下のサービスを提供していきます。(1)環境価値の創出支援業務(2)環境価値の売買支援業務(3)J-クレジットプログラムの提供。これによって、顧客は自社の取り組みを通じて創出されたクレジットを活用し、資金を還元してもらうことができます。
なお、J-クレジットは、企業が脱炭素活動に取り組む際に生じるカーボンクレジットを販売し、それをもとに経済活動を行う仕組みです。これによって、顧客の脱炭素への取り組みがより具体的な形で実現していくことが期待されています。
バイウィルの取り組み
バイウィルは環境価値創出支援に対する4つの主なサービスを通じて、脱炭素社会の実現を目指しています。これには、企業や個人の取り組みをカーボンクレジット化するサポートや、国内外からのクレジット調達、脱炭素に関するコンサルティングを行うことが含まれます。特に、企業が環境に配慮したブランド戦略を確立するための支援も行っており、サステナブルなブランド作りに貢献しています。
今後の展望
SMFLとの顧客紹介契約締結を契機に、バイウィルは環境価値の創出をさらに加速させ、脱炭素推進における新たなモデルを築くことを目指します。両社の強みを活かし、全国の顧客に対して質の高いサービスを提供し、カーボンニュートラルの実現に向けた挑戦を続けていくことで、より持続可能な社会の形成に寄与することを期待しています。
この取り組みは、企業の競争力を高めるだけでなく、地域のコミュニティと環境保全にも貢献するものとして、今後の発展が待たれるところです。