音楽とNFTが交わる革新のプラットフォーム『Sound Desert』始動

音楽とWeb3の融合新たな時代へ向けて

近年、NFT（非代替性トークン）は様々な分野での可能性を示していますが、特に音楽業界においてはその波が徐々に広がりつつあります。この流れを受けて、株式会社ゐきかたとBig Hat MonkeyがNTTドコモと協力し、音楽×Web3の実証実験である音楽NFTプラットフォーム『Sound Desert』の提供を開始しました。

NTTドコモの支援を受けたプロジェクト

『Sound Desert』は、NTTドコモが運営する新事業創出プログラム「39works」および新事業創出コンテスト「ZERO ONE DRIVE（ゼロワンドライブ）」を通じて企画されました。このプラットフォームは、クリエイターにとって利益を最優先にしたシステムを提供することを目指しており、音楽とNFTを融合させた新たなる価値を追求しています。

国内のNFT市場は、イラスト中心のアートプロジェクトが多くの注目を浴びていますが、『Sound Desert』ではこれに音楽を組み込むことで、音楽ファンやアーティストに新しい体験を提供し、音楽NFT市場の活性化を図っています。実際に、『Sound Desert』では様々な音楽アーティストとコラボレーションし、NFTアートの価値を高めることを狙っています。

平易で充実したサービス内容

『Sound Desert』のβ版では、音楽アーティストやイラストレーターへの制作支援や、NFT楽曲のマーケティング、アーティスト同士のマッチングを行います。また、サービス利用者には楽曲NFTの販売やコレクション環境の提供、NFTに付随するユーティリティの提供も行います。基本的な利用は無料ですが、個別の音楽NFTに関しては対応する決済方法が必要です。

- 推奨OS：Windows 10、Mac OS X 10.11以降
- 推奨ブラウザ：Google Chrome 最新版またはBrave 最新版
- 対応ウォレット：MetaMask
- 決済手段：MetaMask接続によるETH決済

参加する企業とその役割

1. 株式会社ゐきかたでは、プラットフォームの開発・運営を主導し、Web3関連の技術提供を行っています。
2. Big Hat Monkeyは企画・マーケティング支援に加え、音楽アーティストのプロデュースにも関与しています。
3. NTTドコモは、サービスの企画や運営支援など様々な役割で関与し、全体の方針策定に貢献しています。

音楽NFTの新たな現場での挑戦

『Sound Desert』の背後には、実力派アーティストやプロデューサーが参加しており、例えばジャパニーズレゲエの先駆者である三木道三（DOZAN11）や、国内外で活躍するAkira Sunsetなどが名を連ねています。これらのアーティストが手掛けるNFTは、新しい音楽表現や発信の場を提供することになるでしょう。

日本における音楽NFTの普及はまだ始まったばかりですが、芸術とテクノロジーの融合がもたらす新たな価値を期待したいところです。アーティストとファンがともに参加する『Sound Desert』が、今後どのように成長し続けるのか注目です。詳細についてはこちらで確認できます。