児童生徒のいじめと自殺対策に向けたオンラインイベント情報

児童生徒の自殺といじめ対策を考えるオンラインイベントが開催

近年、児童生徒の自殺者数は増加し、2023年には514名が自ら命を絶ちました。この深刻な状況を受け、政府は「こどもの自殺対策緊急強化プラン」を打ち出し、様々な年齢層や背景を持つ子供たちに対する支援を推進しています。しかし、民間団体が教育現場における自殺対策に取り組むには多くの困難が伴います。

そこで、2023年9月10日に「自殺予防週間」の初日として、いじめや自殺対策に特化した団体が集まり、オンラインイベントを開催します。このイベントには、NPO法人OVA、一般社団法人RAMPS、株式会社マモルの3つの団体が登壇し、自らの取り組みや発見を報告します。この機会を通じて、参加者たちは現在の状況や必要な対策について知識を深めることができます。

イベントの詳細

- 日時：9月10日（火）14:00〜15:30（受付開始：13:50）
- 形式：オンライン（Zoomウェビナー予定）
- 参加対象：児童生徒の自殺対策やいじめ対策に関心のある方、教育関係者
- 参加費：無料

このイベントでは、各団体が提供するサービスの紹介が行われ、パネルディスカッションや質疑応答も用意されています。具体的には、児童生徒による自殺の現状や教育現場で直面している課題について触れられます。今後どう展開していくのか、目指すべきゴールは何なのかといった議題が挙がることが予想されます。

SOSフィルターの紹介

NPO法人OVAは、学校での1人1台端末導入に伴い、ブラウザ拡張機能「SOSフィルター」の無償提供を2024年7月から開始します。この機能は、児童生徒が特定のキーワードを検索した際に、専門家による相談窓口やセルフケアに役立つ情報を自動的に提供します。登録されたキーワードは4796個にも上り、子どもたちが安心して利用できる設計になっています。教育機関においては、無償でインストールが可能で、個人情報は一切収集しないため、利用者のプライバシーに配慮されています。