新アプリ『バスかめファン!』の試験運用がスタート
香川県丸亀市で、新たなコミュニティバス利用促進を目指したバス停SNSウェブアプリ《バスかめファン!》が試験運用を開始しました。このアプリは、三菱地所設計とPacific Spatial Solutions(PSS)が共同で開発したもので、地域のバス利用を活性化することを目的としています。
《バスかめファン!》の仕組み
《バスかめファン!》は、バス停を楽しみながら丸亀市のファンを広げることをテーマにした情報プラットフォームです。バス停に関する情報や周辺のスポットについての要望などをユーザーがシェアし、「いいね」をすることでバス停のキャラクター「かめ丸」を育てるというゲーム的要素を取り入れています。これにより、地域住民だけでなく、訪問者も楽しめるインタラクティブな体験を提供しています。
利用できる機能
アプリは、単にバス停の位置や時刻表を表示するだけでなく、ユーザーが情報を投稿したり、コミュニティの意見を収集する機能も備えています。地域の観光資源やお気に入りのスポットを共有することで、利用者同士の交流が促進され、バスの利用促進に寄与します。また、「リクエスト」機能を通じて交通インフラの要望をしやすくすることも特徴です。
バスの利用促進を図る背景
三菱地所設計は、これまでも地域活性化に貢献するまちづくりに注力してきました。特に、地方都市における公共交通の利用減少という課題を共有するPSSと共に、公共交通を利用しやすい環境を整えることを目指しています。さらに、衛星リモートセンシング技術を用いた新技術の導入や、デジタル技術を活用した「まちづくりDX事業」にも挑戦しています。
アプリで地域を育てる試み
常に変化する地域社会において、このアプリは新たな意義を持っています。ユーザーが育てた「かめ丸」は、地域への愛着を深める一助になるでしょう。子供から大人まで誰もが楽しめるゲーム要素によって、日常的なバス利用を促進し、地域とのつながりも強化します。
試験運用の詳細
「公共交通オープンデータチャレンジ2024」に参加する形で、このアプリは2025年3月14日までの期間中、一般に公開されます。どなたでも利用可能で、下記のURLまたは二次元コードからもアクセスできます。
バスかめファン!ウェブサイト
今後の運用については、試験運用終了後に検討が行われる予定です。三菱地所設計とPSSは、さらなる進化を目指し、地域との連携を深めながら様々な取り組みを進めていきます。
結論
《バスかめファン!》は、バスを利用する楽しさや地域の魅力を再発見する素晴らしい機会を提供してくれます。このアプリによって、丸亀市のバス利用が広がり、地域全体の活性化につながることが期待されます。