デジタル時代の小売業界を牽引するリテールメディア戦略とは

デジタル時代の小売業界を牽引するリテールメディア戦略

2024年8月20日、東京都港区の産業貿易センター浜松町館において、小売・物流業界向けの大規模なイベント「E-Commerce Expo 2024」「SNS運用戦略Expo 2024」「物流DX 2024」が同時開催されます。このイベントでは、急速に変化する小売業界において競争を勝ち抜くための顧客体験革新の重要性が強調されます。

特に注目されるのは、株式会社セブン-イレブン・ジャパンの杉浦克樹総括マネージャーによるリテールメディア戦略の講演です。小売業は、消費者のニーズが多様化する中で、いかにして選ばれる存在となるのかが課題となっています。杉浦氏は、デジタルサービスやAI、生成AI、さらにはメタバースを駆使した取り組みを通じて、顧客データを効果的に活用する方法を紹介します。これにより、参加者は差別化された顧客体験を生み出すヒントを得ることが期待されます。

小売業と物流業界の新たな挑戦

また、物流業界も新たな進展を迎えます。「2024年問題」という言葉が示すように、物流のデジタルトランスフォーメーション（DX）が迫られています。国土交通省から招かれる相川高広課長補佐をはじめとする講演者たちが、スマートロジスティクスに向けた取り組みや実施事例を紹介。物流業界の活性化と効率化に向けた戦略が語られます。

イベントに参加する企業は41社・団体にのぼり、最新技術や解決策が展示されるため、業界関係者にとって見逃せない内容となっています。さらに、ビアパーティも予定されており、参加者同士のネットワーキングの場としても期待されます。

来場者にとってのメリット

来場費用は無料ですが、事前登録が必要です。そのため、参加希望者は公式サイトを通じて登録を行う必要があります。この機会に、業界の最前線でのキーパーソンたちと直接対話し、知識を深めるチャンスをつかんでみてはいかがでしょうか。

合わせて、翌日の8月21日には「DXシステム開発 Expo 2024」が同じ会場で開催されます。こちらもIT人材育成やシステム開発の内製化についてのテーマが設けられ、大いに注目されています。

本イベントは、小売業や物流業界だけでなく、デジタル技術に興味がある人々にも多くの知見を提供する貴重な機会です。最新の業界情報を得て、自らのビジネスにどう活かせるかを考えるための第一歩となるかもしれません。