ギブリー、新会社を設立しAI活用を支援
株式会社ギブリー(本社:東京都渋谷区)は、コンサルティング特化の新会社「ギブリーコンサルティング」とインドにおける「Givery Technologies India Private Limited」を設立した旨を発表しました。この戦略的な動きは、生成AIを法人において活用しやすくするための支援体制を整えることを目的としています。
新会社設立の背景
ギブリーは「すべての人が物心豊かな社会を実現する」というビジョンを掲げ、デジタル技術を活用して日本の再生を目指しています。これまでにも、AIや自然言語処理技術を駆使した企業「Resola」や、サイバーセキュリティ企業「セキュアサイクル」をグループに迎えるなど、成長を続けてきました。
新設されたギブリーコンサルティングは、従来のコンサルティングサービスでは対応困難な分野、特に生成AIの導入や活用を支援することに特化しています。また、組織の人材育成や変革も重要なテーマです。
一方、ギブリーテクノロジーズは、急成長を続けるインド市場を拠点に、グローバルな展開を視野に入れた事業を展開します。これにより、ギブリーグループ全体のソリューション力が一層強化されることでしょう。
新社長プロフィール
ギブリーコンサルティングの代表取締役には長目拓也氏が就任します。長目氏は東京理科大学大学院を卒業後、ソフトバンクでの営業と事業企画を経験し、AIやRPAによる業務改革を推進してきました。その後、ファーストリテイリングでの国際的なプロジェクトを経て、ギブリーでは生成AIプラットフォーム「MANA Studio」の事業責任者として活躍してきました。彼のリーダーシップにより、ギブリーコンサルティングは生成AIを利用した新しいコンサルティングサービスを提供することが期待されます。
ギブリーテクノロジーズのCEOに就任する山根淳平氏は、新卒でギブリーに入社し、多様な事業の立ち上げに関与してきました。特に、国内初の法人向けAIチャットツールを企画・導入し、400社以上の導入をリードした実績があります。グローバル戦略を推進する上で、彼の豊富な経験が大いに活かされることが期待されます。
今後の展望
新しい両社が設立されたことで、ギブリーは引き続きデジタル技術の先端を切り開く存在であり続ける予定です。特に、生成AIを活用する新たなコンサルティングや海外展開といった分野は、今後ますます重要性を増します。これにより、日本国内外でのデジタル競争力の向上へ寄与することを目指しています。
このような積極的な取り組みが、ギブリーのさらなる成長と、日本のデジタル技術の未来をより明るくすることでしょう。