二世帯住宅の50年
旭化成ホームズ株式会社が1975年に発表した二世帯住宅。これから50周年を迎えるにあたり、同社のLONGLIFE総合研究所は二世帯同居に関する調査を実施しました。調査は、築20年以上経過した住宅に住む方々を対象に行われ、その結果が明らかになりました。
満足度は高い
調査の結果、約9割の方が二世帯同居に満足しているということが判明しました。この満足度は、築年数に関係なく維持されており、家族の絆や安心感を重視する多くの人にとって、二世帯住宅は魅力的な選択肢であることが分かります。
満足理由
満足度の背景には、経済的なメリットや育児・介護の支援など、実質的な利点が挙げられる中、約80%の人々が「親と過ごす時間が増えた」「親孝行ができている」と応えています。このことから、二世帯住宅はただの住居ではなく、家族の絆を育む場としても機能していると言えるでしょう。
親世帯退去後の利用状況
調査対象の中では、親世帯が住まなくなった住宅も多く、約60%のケースで親世帯が退去しています。その理由には、逝去や施設入居が主であり、その空間は71%の家庭で子世帯が再活用されています。新たなスペースは収納に留まらず、生活全般にわたって利用されており、驚くべき結果が得られました。
子世帯の空間活用
親世帯の使用していたスペースは多目的に活用されており、4%が収納に使われる一方で、約半数は居住空間として生活全般に使用されています。寝室や趣味の部屋、在宅勤務のオフィスとして利用されることも多いのが特徴です。これによりどの世帯も自分らしい暮らしを手に入れているといえるでしょう。
調査概要
今回の調査では、2005年以前に建てられたヘーベルハウスの二世帯住宅に住んだ方々を対象とし、有効回答数は728件。調査時期は2025年6月27日から7月6日まで行われました。このように、調査結果から長い年月が経った今も二世帯住宅が家族にとって価値のある場所であることが再確認されました。
結論
旭化成ホームズのLONGLIFE総合研究所長の河合慎一郎氏は、これまで支えてくれた皆への感謝を述べつつ、今後も家族の関係を良好にするための環境づくりを目指していくことを表明しています。二世帯住宅は家族のライフステージに柔軟に対応し、永く愛される住まいであり続けるべきです。そのような住まいこそが、真の「LONGLIFE」の姿であると、同氏は強調しています。