タイミー、北広島市と新たな連携協定を締結し地域活性化を図る

タイミー、北広島市との新たな協定で地域を支援

サービスを提供する株式会社タイミーが、北海道の北広島市と包括連携協定を結びました。この協定は、同社が北海道石狩管内の自治体と締結する初めてのものであり、北広島市が持つ魅力と地域の課題解決を目指しています。

北広島市は、周囲の自然に囲まれながらも、都市機能が整った住みやすい町として知られています。札幌市中心部や新千歳空港へのアクセスの良さに加え、サイクリング道や豊かな公園が整備され、アウトドア活動も楽しめる環境が魅力です。しかし、全国的な傾向と同様に、北広島市も人口減少と高齢化の課題に直面しています。市内の人口は、2007年に61,199人のピークを超え、2015年には59,064人にまで減少しました。さらに、国立社会保障・人口問題研究所の見込みによれば、2045年には42,907人に減少することが予測されており、地域経済や産業の維持が懸念されています。

一方で、今年の3月には新たなボールパークがオープンし、観光入込客数が前年対比で272.8%増加するなど、地域の活性化が見込まれています。このような状況の中で、タイミーとの連携により、地域の人手不足に対処し、雇用の機会を生むことが期待されています。

今回の連携協定では、「スポットワーク」と呼ばれる柔軟な働き方を活用し、地域の多様なニーズに応じた人材確保を目指します。働く時間や場所を選べるスポットワークは、各事業者の労働需要に応じて、様々な方が働ける環境を提供します。また、これから就職活動をスタートする若者に向けた施策も含まれており、市内企業への就職を促進する取り組みも行われる予定です。

具体的には、北広島市内で事業者向けの説明会を開催し、働き方や業務のサポートを行います。市内の多様な業種での業務や職務内容を理解し、地域の特性にマッチした働き方を支援します。これにより、地元の若者が地域で働くことができるようになり、人口減少の抑制に寄与することが期待されます。

タイミーは、これまでに全国各地で15道府県と24の自治体と連携協定を結んできました。北広島市との協定は、これに続くものであり、地域経済の発展を目指す一環として、さらに自治体との連携を強化していく方針です。「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げる」というミッションのもと、地域の課題解決に向けた取り組みを進めています。今後の北広島市との連携による取り組みが、大きな発展につながることを期待したいと思います。