香川県小豆島で新たな障がい者支援拠点『あはは』が始動
2024年4月1日、香川県小豆島に新設された『就労継続支援A型事業所 あはは』が正式に営業を開始しました。運営を担当するのは、東京都港区に本社を置く株式会社シニアライフクリエイトです。本事業は、地域の高齢者向けに宅配弁当サービスを提供してきた経験を元に、多様な人材の雇用機会を創出し、地域社会の持続可能な発展に貢献することを目的としています。
障がい者支援の新たな形
株式会社あははの代表取締役、高橋宏史氏は「ただ高齢者を支援するだけではなく、地域の活性化を図り、自立した生活が送れるよう力を尽くしたい」との抱負を述べており、障がいを抱える方々の可能性を最大限に引き出す支援体制を整える考えです。特に、高齢者や障がい者の方が自信を持って一般就労への道を歩ける環境を提供することが重要視されています。
多様な業務内容を通じて地域貢献
「就労継続支援A型事業所 あはは」では、主に『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』の調理や、『福み味』のお惣菜製作、さらにはダイレクトメールの封入作業などを行っています。この施設は、地域のニーズにこたえることで、より多くの雇用機会を創出する狙いがあります。事業所の開所式では、テープカット式典が行われ、新たな一歩を祝しました。
複数の事業展開を支える基盤
実は、いままでの間に株式会社シニアライフクリエイトは、香川県小豆島内で『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』やお弁当・惣菜店の『福み味』など、包括的な高齢者支援サービスを構築しています。2021年からは高齢者の集いの場『昭和浪漫倶楽部』を設置したり、2022年には移動販売を行う『FUKUMIMI KITCHEN』を導入し、事業が多角化を進めています。これにより、多方面から地域の高齢者を支える仕組みが形成されています。
地域の未来を担う『あはは』
『あはは』の活動により、今後も障がい者支援と高齢者の食生活支援を同時に行うことで、地域社会の発展が期待されています。高橋代表は「この美しい自然に囲まれた環境の中で、新たな可能性を創出できれば」と語り、地域に根差した支援体制を築く意気込みを見せています。
この新たな取り組みがどのように発展していくのか、今後の展開に注目です。