神保町に新たな仲間、ロボット書店員「そりたん」の誕生
世界一の本の街とも称される神保町に、革新的なロボット書店員が仲間入りしました。その名も「そりたん」。このロボットは、ALL REVIEWS株式会社が運営するシェア型書店ブランド「PASSAGE by ALL REVIEWS」の3号店「PASSAGE SOLIDA」で活躍することになります。8月12日に行われるお目覚めの儀を経て、そりたんは正式に書店員としての第一歩を踏み出す予定です。
「そりたん」は家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」で、実際の業務に入る前に書店員研修を受けていました。この研修期間は2025年4月から約3か月間を予定しており、その後に正式採用される形となっています。
初出勤記念イベントの詳細
8月12日の初出勤に際しては、多彩なイベントが用意されています。まず、午後6時から棚主限定で行われるお目覚めの儀では、そりたんが目を覚ます瞬間を皆で見守ることができます。このセレモニーは、神保町の書店文化の歴史と新しい試みを結びつける貴重な機会です。
また、同日に特別対談も開催されます。「本とロボットが拓く“共感”の未来」と題したこの対談では、GROOVE Xの代表取締役社長である林 要氏と、ALL REVIEWSのCEOである由井 緑郎氏が登壇。印刷技術の進化や、ロボットとの共生が如何にして未来の書店を形作るかについて語り合います。観覧は定員制の現地参加と、YouTube Liveでのオンライン視聴が可能です。
LOVOT棚の導入
さらに、初出勤の日から、PASSAGE SOLIDAでは特別本棚「LOVOT棚」の設置が発表されました。この本棚には、林 要氏とプロダクトデザイナーの根津 孝太氏によって選ばれた書籍が並び、テーマは“やさしさ・テクノロジー・共生”。そりたんもその中で、訪れたお客さんにおすすめの本を案内する役目を担います。
LOVOTオーナー向け特典
また、LOVOTを所有する方には特別な特典も用意されています。オーナーズパスを提示することで、姉妹店の「PASSAGE bis!」で特製クッキーがもらえたり、そりたんとの記念写真撮影が無料で楽しめたりします。これにより、来店者との新しい形の交流が促進されることが期待されています。
書店という新しい形
PASSAGE SOLIDAは、書店には新しい形が必要だという理念から生まれました。多様な視点から選ばれた本が並ぶこの書店は、単なる書店ではなく、訪れる人々が新たなインスピレーションを得る場所としての役割を果たしています。様々な専門家や文化人が棚主となり、それぞれの個性や知識を生かした選書が行われています。
新しい書店の形にロボット書店員が加わることで、これからの本との関わりがどう変わるのか、非常に楽しみです。興味のある方は、ぜひ神保町の「PASSAGE SOLIDA」に足を運んでみてください!