世界初の自己探究プログラムが国際的に評価
2025年8月2日から3日にかけて、マレーシアで開催された「2025 ASIA COMMUNITY MEETING」で、株式会社OnLineと九州産業大学の共同開発した自己探究プログラム「アイデンティティドリブン」が公式発表されました。このプログラムは、LEGO(R)を用いることで自分自身の本質を深く探求することを目的としています。国際会議では、それまで戦略策定などに活用されてきたLEGO(R) SERIOUS PLAY(R)メソッドを、個人のアイデンティティ探究に応用した画期的な試みとして、多くの専門家から注目を集めました。
VUCA時代における重要性
現代はVUCA時代と呼ばれ、変化が激しくなっています。人生100年時代に突入し、かつての終身雇用は崩れつつあります。このような中で、個々が「会社の期待」ではなく、「自分自身の価値観」に基づいて生きる必要があるとされています。そのためには、自己のアイデンティティを認識し、理解することが不可欠です。
しかし、これまで個人のアイデンティティに向き合うための具体的な手法や場は不足していました。そこで、OnLineは九州産業大学の聞間研究室と共に、「アイデンティティドリブン」を開発しました。これは、自己の本質を探求し、自分らしい人生をデザインするためのオンラインプログラムです。
アイデンティティドリブンの内容
「アイデンティティドリブン」は、3ヶ月間のオンラインプログラムで、LEGO(R)を使って自分の内面を可視化し対話を重ねる過程を通じて、自分の価値観や情熱を見出していきます。参加者は、自分が本当に目指す方向を考える機会を得るため、必要な要素を選択しながら進めます。
プログラムの一例を紹介します。参加者は、LEGO(R)ブロックを利用して自らの価値観を立体的に表現します。この作業を通じて、自分の「大切にしたいこと」がどこにあるのかを明確にすることができます。多くの受講者が、この方法によりキャリアの不安を解消し、自信を持って働けるようになったと報告しています。
受講者の声
受講者からは、「レゴブロックで自分の価値観を組み立てたことで、仕事に対する不安が消えた」「固定観念を超えた発想が生まれ、新たな売上につながった」といった声が寄せられています。これらは、プログラムの成功事例の一部であり、自己探究の重要性を示しています。
国際会議での評価
国際会議では、このプログラムが世界初の試みとして高く評価されました。対面ではなくオンラインであるにも関わらず、深いレベルの自己探究が行え、約60%の受講者が継続的に学びのコミュニティに参加している点が特に注目されました。
開発者のコメント
プログラムの開発者である野原宏昭氏と聞間理教授は、自己探究プログラムの重要性と、個人が自分らしく生きるための環境づくりがいかに重要かを語り、今後もプログラムを磨き続ける決意を示しました。
今後の展開
「アイデンティティドリブン」は、今後も続けて開講される予定です。そして、多くの大人が「あなたにしかできないことがある」と信じて自分を見つめ直し、人生の新たな一歩を踏み出す手助けを目指して活動を広げていきます。株式会社OnLineは、教育における格差解消に向け、今後も継続した取り組みを行っていく所存です。これからの進展にぜひご注目ください。