グローバル・ブレインがDeeping Sourceへ戦略的追加出資
グローバル・ブレイン株式会社が運営するKDDI Open Innovation Fundの3号(以下、KOIF3号)は、韓国のスタートアップDeeping Source Inc.へ追加出資を実施したことを発表しました。これにより、Deeping Sourceが提供するAIリテールテックソリューションにおける店舗運営のDX化が加速することが期待されています。
Deeping SourceはビジョンAI技術を駆使し、小売業界の変革を牽引する企業です。特に、プライバシー情報をリアルタイムで匿名化する機能を持つAIソリューション『SEAL』、および店舗運営を最適化する『PLUS INSIGHT』を展開しています。さらに、AIエージェントの開発にも取り組んでおり、多面的なアプローチで小売業界のニーズに応えています。
店舗運営課題の解決
この技術は、データ収集と活用が難しいとされてきたオフラインの小売業において、プライバシーの保護といった重要な課題を解決しながら、店舗運営の効率性を高めることが可能です。グローバル・ブレインは、Deeping SourceのエージェンティックAI技術が、小売業界の根深い問題を解決する価値があると評し、追加出資を決定しました。この出資により、Deeping Sourceがさらなる成長を遂げ、オフライン領域のDX推進に拍車をかけることを目指します。
Deeping Source Inc.の概要
Deeping Sourceは、2018年6月に設立され、韓国のソウルに本社を構えています。代表者であるPete Tae-hoon Kim氏のもと、同社はAIリテールテックソリューションを提供し、小売業界を先導しています。公式ウェブサイト(
Deeping Source)では、同社の革新的なサービス内容が詳しく紹介されています。
KOIF3号とグローバル・ブレインの影響力
KOIF3号は、KDDI新規事業育成3号投資事業有限責任組合としての位置づけで、運用総額は300億円。このファンドを通じて、グローバル・ブレインは国内外のテクノロジー関連企業に投資を行い、新興企業の成長を支援しています。グローバル・ブレインについては、1998年設立の郡を持ち、事業内容はベンチャーキャピタルに特化しています。
これまでにDeeping Sourceへは2020年1月にも出資を行っており、継続的なパートナーシップが築かれていることがうかがえます。今後も彼らの協力関係を通じて、日本国内の小売業を含むオフライン領域のデジタル化が加速していくことでしょう。
まとめ
店舗運営DXを支援するDeeping Sourceへの追加出資により、グローバル・ブレインは革新を続ける企業とともに、小売業界の未来を見据えた投資を行っています。注目されるこの動きは、AI技術の進化と共に小売業のデジタル化がどのように進行するのか、今後の展開に期待が高まります。