神奈川県で開催された第44回ROBO-ONE大会
2025年9月20日から21日に神奈川県立青少年センターで「MISUMI presents 第44回ROBO-ONE」が開催されました。この大会は、一般社団法人二足歩行ロボット協会が主催し、特別協賛として株式会社ミスミグループ本社が関わっています。日本国内はもちろん、台湾や香港からも数多くのロボットファイターたちが参加し、観客を魅了しました。
大会の様子
本年度のROBO-ONEでは、最初の2日間にわたり、二足歩行ロボットが1対1のバトルを繰り広げました。初日には予選が行われ、シード権を持つ機体も含めた46機体が決勝トーナメントへと進出しました。決勝トーナメントでは、緊張感あふれる試合が続き、観客の目をくぎ付けにしました。特に、準決勝以降は日本と台湾の選手が競い合い、国際的な広がりを見せました。
昨年のチャンピオンである『コビス』が、相手を圧倒する攻撃力を持って二連覇を達成。この試合での彼らのパフォーマンスは、観客を熱狂させるものでした。
入賞ロボット
大会の結果として、以下のような入賞がありました:
- - 優勝: コビス / ビスコ(日本)
- - 準優勝: JokeMaker / JRH ROBOTICS(台湾)
- - 第3位: Neutrino-Blue / 飛騨神岡高校(ヒダカミロボ部)(日本)
特に今年度は「ミスミ賞」が設けられ、機体の独自性や安定性、試合中の魅力を総合的に評価の上、特に優れた3機体が選出されました。そして、入賞したロボットはそれぞれ、独自のデザインや戦略で観客を楽しませました。
ROBO-ONE Beginnersの開催
さらに、同時開催された「ROBO-ONE Beginners」も家族連れで賑わいました。これにより、ロボット技術やものづくりの楽しさを広める良い機会となりました。この大会では、参加者たちが剣道のように相手を攻撃することで得点を獲得し級闘技を体験することができました。
大会の未来
ROBO-ONEは2002年から継続して開催されている大会であり、ものづくり技術の向上と二足歩行ロボットの普及を目的としています。今年の大会に参加した選手たちには、学生からプロエンジニアまで、幅広い層が含まれています。
株式会社ミスミグループは、ROBO-ONEを通じて学生ものづくり支援を行い、未来の技術者たちをバックアップしています。さらなるものづくりを支援し、次世代の技術革新を育むために彼らの仲間としての活動を続けていく意気込みを見せました。
大会の模様はTwitchにて生配信され、多くの視聴者が参加したことも特筆すべき点です。約8.8万人がこの熱い戦いを見守り、無事に大会は盛況に終了しました。
まとめ
第44回ROBO-ONEは、大会そのものの進化を感じさせる素晴らしいイベントとなりました。『コビス』の連覇が強強調された一方で、国際的な競争も一層激化していくことでしょう。次回の大会が待ち遠しいですね。