宇都宮市・みどり市・野洲市・久御山町が「エコ・アクション・ポイント」に参加！脱炭素社会の実現に向けた取り組みが本格化

脱炭素社会の実現に向けた取り組みが加速！4市町が「エコ・アクション・ポイント」に参加

ティーエムエルデ株式会社は、2024年7月1日より、宇都宮市、みどり市、野洲市、久御山町の4市町で「エコ・アクション・ポイント」の運用を開始すると発表しました。この取り組みは、住民が環境に配慮した行動を行うことでポイントを獲得し、貯めたポイントは商品と交換できるというものです。

「エコ・アクション・ポイント」は、環境省が推進する全国共通ポイントで、すでに京都府宇治市、京都府城陽市、滋賀県草津市、岐阜県大垣市では運用されています。

各市町の取り組み

宇都宮市では、2023年7月～9月の実証実験を経て、「みやエコ・アクション・ポイント」として本格スタートします。市内300カ所以上のスーパー、コンビニ、映画館、商業施設、飲食店、家電量販店などで、マイバッグ持参、クールシェア・ウォームシェア、地産食品・植物の購入、LED電球・蛍光灯の購入など、さまざまなエコアクションを行うことでポイントを獲得できます。

みどり市では、EVを家庭用電源にする「V2Hの設置」で20,000ポイント、「電気自動車の購入」で10,000ポイントなど、高ポイントが付与されるエコアクションが用意されています。また、特定外来生物である「クビアカツヤカミキリを駆除」し市役所に持参すると100ポイント付与されるという珍しい内容のエコアクションも実施されます。

野洲市では、「宅配ボックスの購入」で500ポイント、「省エネ家電の購入」で500ポイント、「資源ごみの拠点回収」で5ポイントなど、約12種類のエコアクションが設定されています。

久御山町では、「太陽光発電または蓄電池の設置」で1,000ポイント、「雨水貯蓄施設の設置」で500ポイント、「グリーンカーテンの設置」で100ポイントなど、約10種類のエコアクションが設定されています。

環境への意識向上と普及促進

「エコ・アクション・ポイント」事務局は、今後も多くの自治体と連携し、多様な環境意識行動へのポイント付与を通じて、環境保全への意識啓蒙と普及促進を図っていくとしています。

「エコ・アクション・ポイント」とは？

「エコ・アクション・ポイント」は、環境省が推進するエコアクションに特化した全国共通の環境ポイントです。参加会員は、エコアクションを行うことでポイントを獲得し、貯めたポイントは、様々な商品などに交換できます。また、アプリ上で環境活動を可視化することで、環境貢献意識を高めることができます。

ポイント対象となるエコアクション

「エコ・アクション・ポイント」の対象となるエコアクションは、以下の4つの分野に分類されます。

地球温暖化対策(CO2削減)
生物多様性/自然保護
廃棄物対策/3R（リサイクル・リユース・リデュース）
公害対策/化学物質管理

住民がこれらの分野における環境配慮行動を積み重ねることで、生活レベルから地球環境保全の実現が可能になります。

ティーエムエルデ株式会社について

ティーエムエルデ株式会社は、「豊かな未来の環境づくり」を目指し、環境問題への取り組みを社業としています。全国250カ所以上に設置した無人リサイクルステーション「ecoひろば」をはじめ、飲料容器回収システム、エコドーム、廃食用油燃料製造装置、生ごみ処理機などを展開しています。

地域住民の環境意識向上に期待！「エコ・アクション・ポイント」の可能性

宇都宮市、みどり市、野洲市、久御山町の4市町が「エコ・アクション・ポイント」に参加したことは、脱炭素社会実現に向けた取り組みを加速させる大きな一歩と言えるでしょう。

この制度は、住民が日々の生活の中で環境に配慮した行動を積極的に行うインセンティブを与え、環境意識の向上に繋がる可能性を秘めています。ポイント獲得のために、エコアクションを意識して生活するようになり、結果として環境負荷の低減に貢献できるという好循環を生み出すことが期待されます。

地域特性に合わせたエコアクション

各市町が独自に設定したエコアクションは、それぞれの地域の特性や課題を反映しており、非常に興味深いものです。たとえば、みどり市では特定外来生物の駆除という、地域独自の取り組みをエコアクションとして取り入れている点が注目されます。このように、地域特性に合わせたエコアクションを設定することで、住民の関心をより一層高め、地域課題の解決にも繋がる可能性があります。