産業IoTエッジ新製品
2021-10-12 15:00:05

産業IoTの未来を切り開くStratus社新製品を発表—エッジコンピューティングの最前線

日本ストラタステクノロジーが新たに発表した『Stratus ztC Edge 200i/250i』



日本ストラタステクノロジー株式会社は、産業用IoT向けの新しいエッジコンピューティング・プラットフォーム『Stratus ztC Edge 200i/250i』を発表しました。この製品は、製造業や流通業におけるデジタル変革(DX)の推進を目指す企業にとって、重要なツールとなるでしょう。

エッジデータのリアルタイム処理



新製品は、最大10コアのIntel® Xeon®プロセッサを搭載しており、処理速度を前モデル比で60%向上させています。この性能向上により、複雑かつ大規模なアプリケーションの仮想化集約が可能になります。特に、IIoT(Industrial Internet of Things)によって生成される大量のデータをリアルタイムで処理する能力は、現場のIoTセンサーや各種機器と連携する際に大きなメリットとなります。

加えて、最大2TBのNVMeストレージを持ち、過酷な環境下でも安定したデータ処理を実現しています。動作温度は-20℃〜60℃に対応しており、製造や物流など、厳しい条件の中でも信頼性の高い運用が可能です。

シンプルな運用と高可用性



「Stratus ztC Edge」シリーズでは、ゼロタッチコンピューティングを強化するため、数クリックで冗長化が構成できるウィザードが導入されています。これによって、現場のIT技術者が不足している企業でも、簡単にシステムを運用できる環境が整いました。更に、障害が発生した場合でも、健全なノードが処理を継続し、業務を止めることなく迅速に対応可能です。

新型の『Stratus ztC Edge 200i』は145万円からの価格で提供され、エッジ環境でのシステム停止を許容できない場合は、『Stratus ztC Edge 250i』が215万8千円で導入可能です。これらは全て2ノードセットの冗長構成価格で、税抜きです。

日本市場への導入と期待



日本ストラタステクノロジー社は、初年度200台の販売を目指しており、すでに多くの業種での導入実績があります。半導体、自動車、医薬・化学、食品産業など、さまざまな現場で活用されており、『IoT時代のエッジサーバー』としての役割が期待されています。また、一般社団法人Edgecrossコンソーシアムからも新製品の発売が歓迎されており、スマート工場化における重要な製品として認識されています。

まとめ



新たに発表された『Stratus ztC Edge 200i/250i』は、産業IoTを支えるための堅牢なエッジコンピューティングプラットフォームです。シンプルな運用と高い可用性を兼ね備え、製造DXの実現に向けた強力な支援を提供します。この技術革新が日本の現場にさらなる価値をもたらすことが期待されます。

会社情報

会社名
日本ストラタステクノロジー株式会社
住所
東京都千代田区六番町6勝永六番町ビル
電話番号
03-3234-5301

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