JAXA認定の株式会社天地人がマレーシア企業と連携強化

宇宙ビジネスの未来を拓く

株式会社天地人（東京都中央区、日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階、代表取締役：櫻庭康人）は、2023年5月15日、日本国際博覧会である大阪・関西万博のマレーシアパビリオンに参加し、マレーシア企業との架け橋を築く重要なステップを踏み出しました。このイベントは、マレーシア貿易開発公社が主催した「TECHNOMART Malaysia」におけるB2Bセッションであり、日マ関係の強化を図るための場でした。

TECHNOMART Malaysiaの目的と内容

TECHNOMART Malaysiaは、「持続可能な未来を創る：マレーシア・日本の革新技術セミナー」の一環として開催され、マレーシアの最先端の技術やビジネスチャンスを探る貴重な機会となりました。特に注目されたのは、エネルギー革新や宇宙産業、さらにはSociety 5.0に向けた共同研究開発の可能性です。

ここでは、モバイル水素充填ステーション、固体水素技術、そして宇宙産業における最新のイノベーションが紹介され、参加者同士のB2Bネットワーキングを通じて、新たなビジネスパートナーシップの構築が期待されました。さらにマレーシアと日本の企業が協議し、社会的な使命に基づく研究開発の未来についても議論が交わされました。

ビジネスマッチングの重要性

このイベントにはマレーシアから11社、日本から20社が参加し、事業紹介のためにピッチを行いました。その後は実際にビジネスミーティングが展開され、参加企業間での新たなコラボレーションの可能性を探る重要なセッションが繰り広げられました。天地人はこれまでの衛星データ解析の技術を基に、マレーシアの現場ニーズに応じたアクショナブルなソリューションを提案し、現地の課題解決に貢献していく姿勢を示しました。

JAXA認定宇宙ベンチャーの役割

天地人は、JAXAに認定された宇宙関連のベンチャー企業として、衛星データを「現場で使える」形に変えることを使命としています。西山が登壇した際には、日本国内で培った技術を活かし、水インフラや再生可能エネルギー分野で業務効率化を図る意向を表明しました。これにより、マレーシアにおいても持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていく計画です。

マレーシアパビリオンとその意義

マレーシアパビリオンは「調和の未来を紡ぐ」というテーマのもと、多様な文化と経済の活気を体現した印象的なデザインで構成されています。特に、竹を使ったファサードやソンケットを彷彿とさせる模様が特徴的であり、夜のライトアップによって幻想的な空間を演出します。このパビリオンは多様な文化の共存が、革新で包摂的かつ持続可能な未来を創造する可能性を持つことを示します。

天地人は、衛星データを活用したソリューションの可能性を globally 広げるためにも、東南アジア市場を含む国際的な連携を一層強化させていきます。今後の進展に目が離せません。