サンヴィレッジとSungrowが手を組み再生可能エネルギーの未来を切り開く

サンヴィレッジとSungrowが新たな提携を発表

2025年2月21日、東京にて株式会社サンヴィレッジ（以下、サンヴィレッジ）とSungrow Japan株式会社（以下、Sungrow Japan）は、500MWhの系統用蓄電池システムの調達販売に関する基本合意を発表しました。この提携は、再生可能エネルギーの普及と脱炭素社会の実現という大きな目標を掲げています。

新たな蓄電池システムの導入

サンヴィレッジは、全国各地に蓄電所を開発する計画を進めており、Sungrowの「PowerTitanシリーズ」と「PowerStackシリーズ」を採用することで、約500MWhの蓄電能力を実現します。これらのシステムは、コンテナタイプのPowerTitanとキャビネットタイプのPowerStackを用いることで、設置スペースに柔軟に対応できるのが特徴です。

さらに、三段階の過電流保護システムや火災安全設計、熱暴走防止機能を備えたこのシステムは、一次調整力にも優れており、迅速な導入を通じて顧客の期待にも応えることが可能です。日本の脱炭素目標の達成や再生可能エネルギーの普及を加速化する役割も担っています。

サンヴィレッジの取り組み

2012年に設立されたサンヴィレッジは、地域との調和を大切にしつつ、安全で安心な発電所の開発を進めてきました。特に北関東を中心に太陽光発電所の建設を推進しており、最近では非FIT太陽光発電の開発にも力を入れています。今後250以上の系統用蓄電所を全国に展開し、総出力500MWの達成を目指しています。この取り組みは、電力系統の安定運用を図りつつ、さらなる再生可能エネルギーの普及を促進するものです。

Sungrowのリーダーシップ

Sungrowは再生可能エネルギー技術の先駆者として知られ、28年以上の経験を持つ企業です。2024年12月時点で、740GWのパワーコンディショナーが世界中に設置されており、S&P Global Commodity Insightsによると、PVパワーコンディショナーの出荷量では世界No.1との評価も受けています。さらに、BloombergNEFからはアジアで最も信頼性の高いエネルギー貯蔵企業として認められています。

この企業の革新技術は、180ヶ国以上でクリーンエネルギープロジェクトを支えており、520ヶ所のサービス拠点を通じて、優れた顧客体験を提供しています。Sungrowは、最先端技術と卓越したサービスを結びつけることで、持続可能な未来を構築することを使命としています。

両社の協力がもたらす未来

サンヴィレッジとSungrowの協力は、再生可能エネルギーの普及を通じて電力系統の安定化に寄与することが期待されています。この取り組みにより、不安定化のリスクが懸念される電力系統に対する新たな解決策を提供し、さらなる再エネ化を促進することが可能になります。これにより、脱炭素社会の実現に向けた一歩が進むことでしょう。