関包スチールの挑戦
2023-04-10 12:00:01

関包スチールの脱炭素化への取り組みとその重要性

関包スチールの脱炭素化への取り組み



関包スチール株式会社は、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップとして、建材事業におけるCO2排出量の算定を2022年12月からスタートしました。この取り組みは、日本におけるエネルギー消費の約30%が建築物に関連していることを背景に、より環境に優しい建材の開発・製造を目指すものです。

2050年カーボンニュートラルへの道



国連が掲げるSDGsの達成とともに、関包スチールが目指すのは、日本が2050年にカーボンニュートラルを実現するためのデータ提供です。顧客であるディベロッパーやハウスメーカーに対して、各建材の環境負荷を明確に示すことができるように、CO2排出量の可視化を進めることで、持続可能なビジネスモデルの構築が期待されます。

算定の対象と展望



初めは、関包スチールの建材製造工場5拠点においてCO2排出量の算定が行われ、その後鉄鋼加工工場にも対象を拡大する予定です。最終的には、グループ全体の工場での排出量算定を実施することになっており、これにより、全製造プロセスにおける環境への影響を定量化することが可能になります。

e-dashによる支援



この取り組みは、e-dash株式会社が提供するCO2排出量可視化のクラウドサービス「e-dash」を利用しています。このサービスを通じて、算定方法が大手監査法人によって第三者検証され、日本政府の算定ガイドラインに基づいています。これにより、データの信頼性が確保され、透明性ある運用が可能となっています。

関包スチールの企業理念



関包スチールは、1948年に設立され、以降鉄鋼流通加工業や建材製造の分野で日本国内において高いシェアを誇っています。自社のモットーである「創造と挑戦」に基づき、様々な産業セクターに対しても貢献を続けています。今回の取り組みを通じて、建材の品質や施工性の向上を図るだけでなく、環境に配慮した製品の開発にも力を入れ、不必要な環境負荷の低減につなげていきます。

大阪と東京を拠点に



関包スチールは、大阪と東京に本社を構え、全国に製造拠点を持つ企業です。それぞれの地域で、地域社会や産業の発展に寄与しながら、持続可能な社会の実現を志向する取り組みを行っています。今後も環境問題への配慮は企業戦略の中心に据えられ、責任ある運営が推進されていくことでしょう。

このように、関包スチールの脱炭素化へのチャレンジは、企業そのものの成長にとどまらず、持続可能な社会の構築に向けた重要な一歩を踏み出すものであり、その影響は広範囲にわたると考えられます。志高い目標に向けて、今後の進捗が注目されるところです。

会社情報

会社名
関包スチール株式会社
住所
大阪府大阪市西区靱本町1-6-21 関包スチールビル
電話番号
06-6449-8811

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