応用地質コアラボ試験センター、ISO/IEC 17025認定を取得

コアラボ試験センターがISO/IEC 17025を取得

応用地質株式会社は、埼玉県さいたま市にあるコアラボ試験センターが、2024年9月17日にISO/IEC 17025：2017の認定を受けたことを発表しました。この認定は試験所の信頼性や技術力が国際的に認められた証しであり、特に地質調査業界において重要なマイルストーンとなります。

コアラボ試験センターは、地盤に関する土や岩石、さらには地下水の試験・分析を行う日本国内最大規模の民間試験所であり、その規模と実績により、多くの信頼を集めてきました。今回のISO認定は、日本適合性認定協会（JAB）による厳格な審査を経て得られたもので、そのプロセスの重要性を示しています。

ISO/IEC 17025の意義

ISO/IEC 17025は、試験所と校正機関の能力に関する国際規格で、これに適合することで、試験所は高いレベルの試験実施能力を証明します。この基準をクリアすることによって、コアラボ試験センターは、国際的に信頼される試験所としての地位を確立しました。この認定範囲には、以下の6つの試験が含まれています：

- 土の含水比試験（JIS A 1203）
- 土の湿潤密度試験（JIS A 1225）
- 繰返し非排水三軸試験（JGS 0541）
- 繰返し三軸試験による土の変形特性試験（JGS 0542）
- 軟岩の繰返し三軸試験（JGS 2563）
- 土の単純せん断試験（ASTM D6528）

これらの試験は、建設や土木分野における重要なデータを提供し、他の企業や団体にとっても大変価値のある情報源となります。

今後の展望

当社は、この認定を契機に洋上風力発電プロジェクトなど、グローバルな事業展開において競争力の強化を図るとともに、試験所の技術力や信頼性を一層向上させていきます。持続可能な社会の実現を目指し、努力していく所存です。

コアラボ試験センターは、埼玉県さいたま市北区宮原町に位置し、今後も地域社会に貢献し続ける試験所として、品質向上に向けた取り組みを進めていきます。