リノベーションコーディネーター資格制度、第4回申込受付開始のお知らせ

リノベーションコーディネーター資格制度が始まります

一般社団法人リノベーション協議会は、2022年に導入されたリノベーションコーディネーター資格制度の第4回受験希望者の申込受付を、2025年8月1日から開始します。この資格制度は、中古住宅流通とリノベーションに必要な幅広い知識を体系的に学ぶ場として設立されました。

資格制度の目的

リノベーションコーディネーター資格制度は、建築、設計、不動産等の分野にまたがる知識を一元的に学べることを目的にしています。これにより、リノベーションに関わる全ての職種の専門家、さらには新卒社員や他業種から転職を希望する方々にも価値があります。これまでに受験した3,481名のうち、2,450名が合格しており、合格率は70.4%と高い数字を記録しています。

受験詳細

受験資格には年齢や学歴は問われず、リノベーションに興味がある方であれば誰でも受験可能です。ただし同一回での複数回受験は禁止されています。試験はCBT方式（Computer Based Testing）で行われ、全国300以上のテストセンターで受験できます。また、受験料は8,800円（税込）。

学習方法と試験形式

受験者は、リノベーション協議会が提供するテキストや動画講習を通じて学習します。試験は四肢択一式の50問を60分で解答する形です。詳細な申込期間は2025年8月1日から10月31日、試験は11月1日から30日までの間に実施されます。

学生割引制度の導入

学生に対しては、特別に5,500円（税込）の受験料で参加できる学生割引制度も用意されています。大学や専門学校等に在学中の方が対象です。学生割引を受けるためには、試験申込時に学生証を提示する必要があります。

有識者の見解

リノベーションに携わる有識者からも、資格制度への期待が寄せられています。株式会社ブルースタジオの大島芳彦氏は、「コーディネーターの仕事は生活に関するさまざまな価値を編集することだ」と述べ、それを通じて得られる知識や視点の深さに言及しています。さらに、リノべる株式会社の山下智弘氏は、リノベーションが日本の社会そのものをアップデートする力を持つと強調しました。

一般社団法人リノベーション協議会の概要

一般社団法人リノベーション協議会は、2009年に設立され、消費者が安心して既存住宅を選べる市場の構築を目指しています。現在、738社が参加しており、リノベーション業界全体の知識と技術の向上に努めています。

リノベーションは、古い空間を蘇生させるだけでなく、新たな価値を生む可能性を秘めています。この資格制度を利用して、自らのキャリアアップを図ってみてはいかがでしょうか。