日本の新しいサーカス『GASHA』の魅力
日本の現代サーカス界で急速に名を馳せている『CIRQUEWORK(シルクワーク)』が次なる挑戦として、近未来の遊郭をテーマにした新作『GASHA(ガーシャ)』を発表しました。この作品は、2026年にオーストラリアで行われる南半球最大のパフォーマンス芸術祭「アデレード・フリンジ」と「フリンジ・ワールド」でのワールドプレミアが予定されています。
CIRQUEWORKの経歴と新プロジェクト
福岡市を拠点とするWORQUES Productions Inc.がプロデュースを手掛けるCIRQUEWORKは、アクロバット、ダンス、音楽、映像などを融合させ、新たなパフォーマンス体験を提供しています。代表作『YOAH(ヨア)』は、エディンバラ・フェスティバル・フリンジで高評価を得るなど、国内外で注目されています。
『GASHA』は、混沌と官能が交わる近未来の遊郭を再解釈し、ビジュアルアートとサーカスが見事に融合された新感覚のショーです。多国籍のアーティストたちが日本の伝統的な着物を身にまとい、空中でのパフォーマンスを繰り広げる姿は、まさに「美しい混沌」を体現しています。日本文化と未来的なサウンド、映像が融合され、観客に新しい感覚を提供することを目指しています。
アーティスティック・ディレクションを担当する品川瑞木
CIRQUEWORKの共同創設者である品川瑞木は、エアリアルアーティストとして国際的に高く評価されています。14歳から空中芸を始め、モントリオールの名門サーカス学校で学ぶなど、多くの経験を積んできました。2019年にはフランスのサーカス大会でブロンズ賞を受賞し、近年では「Cirque du Soleil」などの著名カンパニーでの出演も果たしています。彼女が手掛ける『GASHA』では、彼女の豊かな芸術センスが色濃く反映されています。
海外での公演スケジュール
『GASHA』のワールドプレミアは、2026年の1月中旬から3月中旬にかけて、「フリンジワールド」(西オーストラリア・パース)及び「アデレードフリンジ」(南オーストラリア・アデレード)で開催される予定です。日本発のサーカス作品が海外の大型フェスティバルで注目を浴びることは非常に珍しく、芸術界からの期待が寄せられています。
クリエイティブチームの紹介
『GASHA』の制作には、多彩なクリエイティブチームが参加しています。アーティスティック・ディレクションを品川瑞木が担当し、プロデュースは松本一晃が行っています。また、音楽がMars、照明がKelsey Miller、映像が野口一信、衣装サポートは上平英代と、各方面のエキスパートが集結しています。
最後に
『CIRQUEWORK』が創り出す『GASHA』は、サーカスの枠を超えた新しいエンターテイメント体験を提供することでしょう。2026年のワールドプレミア公演を心待ちにしつつ、日本から世界へ向けた新たな文化発信が期待されます。公式ウェブサイトやSNSで随時発信される情報もお見逃しなく。