TOMODYが実現した新たな形のライブコマース
株式会社TOMODY(東京都千代田区)は、2025年11月4日・5日の2日間にわたり、宮崎県と大分県の生産現場と東京の水道橋にあるTOMODY本社をつなぐ、革新的なライブコマースを実施しました。この取り組みは、自社開発の配信システム「WRIDGE LIVE」を活用し、生産者からの“生の声”をリアルタイムで視聴者に届けるという試みです。
実施の背景と成果
このライブコマースは、「うまいものJAPAN」というTOMODY公式TikTok Shopで行われました。ライブ配信では、宮崎県や大分県の生産者との直接中継により、合計約3.7万人の視聴者を集め、最大同時接続数は1,353人を記録。この数字は、地域生産者によるライブ配信としては異例の規模となりました。準備した商品のほとんどが売り切れるなど、大いに成功を収めたのです。
WRIDGE LIVEの特長
「WRIDGE LIVE」は、特にスマートフォンに最適化された縦型配信が特徴です。このシステムにより、視聴者は生産者からの商品紹介や背景をリアルタイムで体験でき、「見る・聞く・買う」が同時に楽しめる新しい購買体験が生まれました。また、遠隔地からのスイッチング操作が可能で、ライブ配信に必要なスタッフを最小限に抑えることができるため、地方の生産者でも手軽に質の高いライブコマースを行うことができるのです。
地域の生産者と消費者の絆
今回配信に参加した生産者には、株式会社LogStyleからの人気商品であるニラ醤油セットや、喜郷ファームの紅はるかや干し芋セットなどが紹介されました。生産現場からの直送映像により、リアルな体験を共有することができ、視聴者は購入する際に生産者の思いや背景を感じることができたのです。
現地では、フォロワー数10万人を超える人気YouTuberのUZUMAXがレポーターとして参加し、東京側ではエマークややまもんがMCを務めました。生産者の思いや商品の魅力を引き出すためのトークが展開され、視聴者の購買意欲を高める要因となりました。
高い共感を生むコミュニケーション
視聴者からは「生産者の声がリアルで、共感できた」というコメントが寄せられ、視聴者の満足度を高めました。また、参加生産者からは「リアルタイムでコメントが見られるのが新鮮だった」といった驚きの声も多く、コミュニケーションの重要性を実感する結果となりました。
今後の展望
TOMODYは、今後も「地方×ライブコマース」のシナジーを生かし、新たな取り組みを進める予定です。各地域の生産者をつなげる試みを増やし、定期的なライブコマースを展開。WRIDGE LIVEの技術を活用した新たなスタジオの設置を進め、さらに多くの生産者がこの仕組みを利用できるよう支援していきます。「地方の良いものを、全国へ。そして世界へ。」をコンセプトに、地域経済の活性化を図ります。
これからのTOMODYのチャレンジに期待が高まります!