佐賀県初！フェムケアをテーマにしたイベント「フェムケアSAGA」開催決定

佐賀県初の「フェムケアSAGA」とは

2025年2月5日、佐賀県にて「フェムケアSAGA」が開催されます。このイベントは、ダイバーシティとインクルージョンをテーマに、特に働く女性の健康問題にスポットを当てています。

主催者として参画するのは株式会社サイズラーニング。福岡を拠点とするこの企業は、人材開発や組織開発を支援することで、より多様性に富んだ職場環境の実現を目指しています。イベントの対象者には、佐賀県内の企業の経営者や人事担当者、働く女性たちが含まれており、幅広い層へのアプローチが期待されています。

イベント内容

イベントでは、以下のようなプログラムが予定されています。まず、生理痛の体験ができるブースが設置され、参加者が自身の身体の状態を理解する機会が提供されるとのこと。また、フェムケア及びフェムテック関連の商品やサービスを展示するブースもあり、国内外から厳選したアイテムが並ぶ予定です。

さらに、経済産業省の担当者や健康問題に取り組む企業のリーダーを招聘し、パネルディスカッションを実施します。ディスカッションでは、女性の健康問題における経済的影響や、具体的な支援策についての情報が交換されます。この点については、多くの経営者にとって重要なテーマとなっていると言えるでしょう。

健康課題と多様性

これまでの調査によると、働く女性の3人に1人が「昇進や就業の継続をあきらめた経験がある」とのこと。これは、女性特有の健康課題がキャリア形成や職場での活躍に直結していることを示しています。しかし、その問題に対する企業の対応はまだまだ遅れているのが現状です。

健康問題は個々のニーズが異なるため、組織としての対応が難しいとの声が多いですが、こうした取り組みを通じて、企業内での理解が深まり、具体的な支援策が生まれることが期待されています。

「フェムケア」って？

ここで少し「フェムケア」とは何かについて触れておきましょう。フェムケアは、「Feminine（女性の）」と「Care（ケア）」を組み合わせた言葉で、女性の身体や健康をケアすること、また関連する商品やサービスを指します。一方でフェムテックは、「Female（女性）」と「Technology（技術）」を掛け合わせ、女性の健康課題をテクノロジーで解決するための製品やサービスを示します。